施工経験記述(全停電のできない施設の改修工事での感電災害)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたの電気工事の経験を踏まえ,全停電のできない施設における電気設備の改修工事において,施工中,作業者に感電災害が発生する危険性があると,あなたが予測した作業内容とその理由について,具体的に記述しなさい。
そのうえで,これらの感電災害を防止するために,あなたがとるべき対策について,具体的に記述しなさい。
解答欄
正解
予測した作業内容とその理由 模範解答
病院の電気室で一部の配電盤を停電させて更新する作業で,隣接する盤や母線が充電されたままのため,誤って充電部に接近・接触するおそれがある。
68 字別解
運用中の工場で分電盤の分岐回路を増設する作業で,主幹が停電できず盤内の充電部の近くで作業するため,工具が触れて感電するおそれがある。
とるべき対策 模範解答
停電範囲と充電部の境界を単線結線図と現地の表示で周知し,開閉器を施錠・表示する。検電で停電を確認して短絡接地を施し,隣接する充電部には絶縁用防具を装着する。
78 字別解
作業指揮者を定めて作業の方法と充電部の位置を周知し,作業者に絶縁用保護具を着用させる。充電部は絶縁シートで覆い,絶縁柄の工具を使わせる。
要点(書けていたものにチェック)予測した作業内容とその理由とるべき対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 全停電できない施設(病院・データセンター・工場など)の改修では,停電する部分と充電されたままの部分が隣り合う。その境界で感電の危険がある作業内容と理由を書く。
- 対策は,停電作業の措置(安衛則第339条:開閉器の施錠・通電禁止の表示・監視人,残留電荷の放電,検電,短絡接地器具),作業指揮者による周知と直接指揮(第350条),近接する充電部の防護(高圧は第342条:頭上30cm・躯側60cm以内なら絶縁用防具,低圧は第347条)を具体的に書く。
引っかけ:「感電に注意する」「絶縁手袋を着用する」だけでは具体性に欠ける。停電範囲の確認・明示と,残る充電部への措置の両方を書く。
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論点ページ:施工経験記述の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する