適正な品質を確保するための方法(資材の管理・ケーブルラックの施工・重量機器の取付け・盤への電線の接続)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「品質管理」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
電気工事に関する次の語句の中から2つ選び,番号と語句を記入のうえ,適正な品質を確保するための方法について,それぞれ2つ具体的に記述しなさい。
ただし,方法の内容は重複しないこと。
1. 資材の管理
2. ケーブルラックの施工
3. 重量機器の取付け
4. 盤への電線の接続
(本試験では4つの語句から2つを選んで解答する。ここではすべての語句に2つずつ記述例を示すので,自己採点は選んだ2つで行う。)
解答欄
正解
搬入時に資材が設計図書・承諾図どおりの品名,規格,数量であるか,損傷がないかを納品書と照合して検査し,記録する。
56 字製造者の試験成績書や認証マーク(JIS・PSE等)を確認し,承諾を受けた仕様と一致することを確かめてから受け入れる。
資材は雨水や湿気,直射日光を避けて屋内に保管し,ケーブルドラムは転がらないよう歯止めをして端末を防湿処理する。
55 字盤や機器は養生シートで覆い,積み重ねや衝撃による変形を防ぎ,使用する順に取り出しやすく区分して保管する。
ケーブルラックは鋼製で2m以下の間隔で吊りボルト等で支持し,直線部と曲り部の接続部や端部の近くでも支持する。
54 字吊りボルトはラック幅600mm以下で呼び径9mm以上とし,インサート等でスラブに取り付ける。
ラック本体相互はボルトで機械的・電気的に接続し,自在継手部やエキスパンション部はボンディングを施して接地する。
55 字ケーブルは整然と並べ,水平部では3m以下,垂直部では1.5m以下の間隔で固定し,電力ケーブルは積み重ねない。
床置きの重量機器は,設計用水平震度に応じた地震力で計算したアンカーボルトを用い,コンクリート基礎に堅固に固定する。
57 字基礎は機器の重量と地震力に耐える鉄筋コンクリート造とし,構造体と一体にするか,ずれ止めを設けて床スラブに固定する。
天井や壁に取り付ける重量機器は,スラブに埋め込んだインサート等で支持し,あと施工アンカーとする場合は引抜き強度を確認する。
61 字搬入・据付けは機器の重心を確認して吊り上げ,据付け後にレベルを調整してライナで水平・垂直を出す。
電線は端子に適合する圧着端子を用いて接続し,ねじは規定のトルクで締め付け,締付け確認のマーキングをする。
52 字1つの端子に取り付ける圧着端子は2個まで,圧着端子1つには電線1本とし,端子の構造に合った接続をする。
電線は盤内で整線して結束し,端子部に張力が加わらないよう支持し,回路ごとに相色別や番号の表示をする。
50 字振動で緩むおそれがある箇所は二重ナットやばね座金を使用し,絶縁キャップで充電部を覆う。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 選んだ語句ごとに,品質を確保するための具体的な方法を2つ書く。
- 根拠:資材は標仕 第1編 1.4.3〜1.4.6,ケーブルラックは標仕 第2編 2.10.1(水平支持間隔は鋼製2m以下・その他1.5m以下,垂直支持間隔3m以下,つりボルトは幅600mm以下で呼び径9mm以上,本体相互の機械的・電気的接続,自在継手部・エキスパンション部のボンディング)・2.10.4.3(ケーブルは水平部3m以下・垂直部1.5m以下ごとに固定,電力ケーブルの積重ねの制限),重量機器は2.1.12・2.1.13,盤への接続は2.1.2。
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令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する