工程の遅れとフォローアップ(ネットワーク工程表)
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月13日(日)実施) No.57の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す建設工事のネットワーク工程表において,イベント1から3日経過した時点で作業Aに3日間遅れが生じた。クリティカルパスの日数(所要工期)を当初設定していた所要工期に戻す場合のフォローアップに関する記述として,最も不適当なものはどれか。
ただし,○内の数字はイベント番号,アルファベットは作業名,日数は所要日数(作業日数)を示す。

解答欄
正解
正解:4.短縮できる作業を確認するため,フリーフロート(自由余裕時間)が負(マイナスの値)となる作業を洗い出した。
解き方
- 当初の工期は,②4,③max(2,4)=4,④max(3,4)=4,⑤6,⑥9,⑦max(6+1,9+1,4+3)=10日で,クリティカルパスはA→E→Hである。
- Aが3日遅れると②③④が7日となり,⑥が12日,⑦が13日で工期が3日延びる。Eを5日から2日に短縮すると⑥が9日,⑦がmax(9+1,9+1,7+3)=10日となり,元の工期に戻る。
- 工期を守るために短縮が必要な作業は,トータルフロート(全余裕時間)が負となる作業から洗い出す。フリーフロートは負にならない。よって選択肢4が最も不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。遅れが判明した時点で各作業の残りの所要日数を確認する。
- 2.適当。遅れを加味したネットワーク図を新たに作成する。
- 3.適当。各イベントの最早開始時刻と最遅完了時刻を計算して遅れを確認する。
- 4.最も不適当。洗い出すのはトータルフロートが負となる作業である。
- 5.適当。Eを2日にすると所要工期は元の10日に戻る。
引っかけ:フォローアップでは「トータルフロートが負」の作業が短縮の対象。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月13日(日)実施) No.57。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する