調相設備の機能
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.8の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
電力系統における調相設備の機能に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.同期調相機は,遅相容量の分担はできるが,進相容量の分担はできない。
解き方
- 同期調相機は無負荷で運転する同期電動機で,界磁電流を調整すれば,過励磁で進相(コンデンサとして働く),不足励磁で遅相(リアクトルとして働く)の無効電力を連続して調整できる。
- したがって遅相・進相のどちらも分担でき,選択肢3が不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。分路リアクトルは軽負荷時に進相無効電力を吸収し,フェランチ現象などによる電圧上昇を抑える。
- 2.適当。直列リアクトルは第5調波などの高調波を抑制し,電圧波形のひずみを軽減する(コンデンサの突入電流も抑える)。
- 3.不適当。同期調相機は励磁の調整で進相・遅相の両方の無効電力を連続して調整できる。
- 4.適当。SVCはサイリスタでリアクトル電流などを制御し,無効電力を高速に発生・吸収できる。
引っかけ:同期調相機は「進相も遅相も連続調整できる」のが長所。コンデンサは進相のみ,分路リアクトルは遅相のみ。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する