中性点接地方式(直接接地と非接地の比較)
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.10の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
変電所の変圧器の中性点接地方式において,非接地方式と比較した直接接地方式の特徴に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.1線地絡時の電磁誘導障害が小さい。
解き方
- 直接接地方式は中性点を直接大地に接続するので,1線地絡時の地絡電流が非常に大きい。
- 地絡電流が大きいと近くの通信線への電磁誘導障害も大きくなる。よって選択肢2が不適当。
- 反対に非接地方式は地絡電流が小さく誘導障害は小さいが,1線地絡時に健全相の対地電圧が線間電圧近くまで上昇し,間欠アーク地絡による異常電圧のおそれがある。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。地絡電流が大きいので,地絡継電器が確実に動作する。
- 2.不適当。地絡電流が大きいため,電磁誘導障害は大きくなる。
- 3.適当。中性点の電位がほぼ0に保たれるので,健全相の対地電圧の上昇が小さい。
- 4.適当。異常電圧が低く抑えられるので,巻線の絶縁を軽減(段絶縁・低減絶縁)できる。
引っかけ:直接接地:電圧上昇小・絶縁軽減・保護確実の反面,地絡電流大・誘導障害大・過渡安定度に不利。超高圧の送電系統で採用される。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する