平成29年度 No.11論点:電力系統重要度 A配点 1点未着手

力率改善に必要なコンデンサ容量

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.11の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

配電線路に80kW,遅れ力率80%の三相負荷があるとき,電力用コンデンサを負荷と並列に接続して力率を100%に改善するために必要なコンデンサ容量〔kvar〕として,正しいものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:4.60kvar

解き方

  1. 力率を100%にするには,負荷の遅れ無効電力をすべてコンデンサの進み無効電力で打ち消せばよい。
  2. 力率0.8のときsinθ=√(1-0.8²)=0.6である。負荷の皮相電力は80/0.8=100kV·A,無効電力はQ=100×0.6=60kvar(P·tanθ=80×0.6/0.8でも同じ)。
  3. 必要なコンデンサ容量は60kvarで,4が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。20kvarでは無効電力60kvarのうち一部しか打ち消せず,力率100%にならない。
  2. 2.誤り。30kvarでは半分しか打ち消せない。
  3. 3.誤り。40kvarを接続すると残りの無効電力が20kvarとなり,力率は約97%にとどまる。
  4. 4.正しい。皮相電力100kV·Aのうち無効電力は60kvarである。
引っかけ:cosθ=0.8のときsinθ=0.6。皮相電力100kV·A×0.6=60kvarとしても求められる。力率を100%未満の値に改善する場合は,P(tanθ₁-tanθ₂)で求める。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する