施工計画
重要度 B問題2で出題過去問 5問
施工計画は、1級造園施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和7年度(10回)のうち5回で出題された論点です(収録212問中5問・重要度B)。出題されるのは問題2です。
要点:施工管理の定義の穴埋め、道路で作業するための手続き、建設副産物(廃棄物処理法・建設リサイクル法)。
覚える要点
- 請負工事の施工管理は、受注者(施工者)が目的物を所定の形と品質で、所定の工期内に、所定の費用で完成させるために行うもので、発注者が行う監督とは区別される。施工計画書は受注者が作成して発注者(監督職員)に提出する
- 造園工事では、樹木・自然石など不定形な自然素材の個性を生かし、おさまりや周辺の景観に配慮する。植物は季節や経年で形態が変わるので、竣工時だけでなく将来を見据えて整備する
- 道路上に移動式クレーンを据えて作業するときは、道路交通法の道路使用許可を所轄警察署長に申請する。工作物や物件を置いて継続して道路を使うのは、道路法の占用許可(道路管理者)
- 産業廃棄物の運搬・処分を委託するときは、引渡しと同時に産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付する。建設工事では元請業者が排出事業者になる
- 建設リサイクル法の特定建設資材は、コンクリート、コンクリート及び鉄から成る建設資材、木材、アスファルト・コンクリートの4つ。伐採した樹木や抜根は建設資材ではないので、これに当たらない
勉強のしかた:問題2で穴埋めか短い記述が数年おきに出る。施工管理の定義の文言(受注者・工期・発注者の監督)、道路使用許可と占用許可の違い、マニフェストと特定建設資材を語句で正確に書けるようにしておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、施工計画で間違えやすい点を集めました。
- 令和5年度 問題2 設問(6):伐採した樹木(高木伐採3本)や抜根材は、国土交通省の建設リサイクル法の質疑応答集で「建設資材ではないので、分別解体等・再資源化等の義務付けの対象とはならない」とされている(廃棄物処理法に従った適正な処理は必要)。「木材」は支柱の丸太の端材など、建設資材が廃棄物になったもので考える。「コンクリート塊」「アスファルト殻」のように書いてもよいが、法令の用語(コンクリート、アスファルト・コンクリート、木材)で書くと確実。
- 令和4年度 問題2 設問(5):書面の名称は「産業廃棄物管理票」。委託契約書(運搬・処分の委託は書面で契約する)とは別のもの。
- 令和3年度 問題2 設問(1):Aは施工計画を「作成する側」なので受注者、Bは「提出を受ける側」なので発注者。Dは「石」「木材」など季節で形が変わらない材料ではなく、季節や経年で形態が変わる植物である。
- 令和2年度 問題2 設問(3)(ハ)①②:道路使用許可(道路交通法・警察署長)と道路占用許可(道路法・道路管理者)を取り違えない。一時的に作業車両を据えて作業するのは「使用」、物件を置いて継続して使うのは「占用」。
- 平成29年度 問題2 設問(1):Aを「発注者」、Cを「施工者」と取り違えないこと。施工管理は施工者(受注者)、監督は発注者が行う。Bは「期間」ではなく契約で定められた「工期」。
この論点の問題
本工事で発生する建設副産物のうち建設リサイクル法の特定建設資材に当たるもの令和5年度 問題2 設問(6)
産業廃棄物の運搬・処分の委託で交付する書面(廃棄物処理法)令和4年度 問題2 設問(5)
建設工事の一般的な施工管理(受注者・発注者・工期・植物)の穴埋め令和3年度 問題2 設問(1)
道路に移動式クレーンを設置して作業するための手続き(書類の名称と提出先)令和2年度 問題2 設問(3)(ハ)①②
請負工事の施工管理の定義(穴埋め)平成29年度 問題2 設問(1)
同じ問題で出る論点
問題2では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。