令和5年度 問題B No.27論点:工程管理重要度 A配点 1点未着手

本工事のネットワーク式工程表

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題B No.27の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図は,本工事のうち,根回し工の作業を除く工程に関するネットワーク式工程表である。このネットワーク式工程表に関する記述のうち,適当なものを全て選びなさい。

次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は関東地方の地区公園の未供用区域において,上記の工事数量表に基づき,広場を整備するものである。

・高木植栽工(A)においては,防火植栽用樹木を植栽する。

・根回し工のケヤキは,本公園の供用区域内に植栽されているものについて,次年度以降に本公園の未供用区域に移植することを予定している。

・高木移植工のクスノキは,本公園の供用区域内に植栽されているものを掘り取り,約100m運搬して植え付ける。

・高木植栽工及び高木移植工においては,移動式クレーンを用いて作業を行うものとする。

・工期は9月1日から翌年の3月10日までである。

ただし,図中の日数は作業日数を表す。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工ヤマボウシH(m) 3.0、C(m) 0.15、W(m) ―、株立数 3本立本4
植栽工高木植栽工カツラH(m) 3.5、C(m) 0.18、W(m) 1.5、株立数 ―本4
植栽工高木植栽工(A)H(m) *、C(m) *、W(m) *、株立数 *本20
植栽工中低木植栽工アジサイH(m) 0.3、C(m) ―、W(m) ―、株立数 3本立本15
植栽工地被類植栽工ノシバ―m²200
移植工根回し工ケヤキH(m) 7.0、C(m) 0.60、W(m) 4.0、株立数 ―本2溝掘式根回し
移植工高木移植工クスノキH(m) 5.0、C(m) 0.60、W(m) 2.0、株立数 ―本2
園路広場整備工コンクリート系舗装工平板舗装―m²300
サービス施設整備工ベンチ・テーブル工スツール―基2
遊戯施設整備工現場打遊具工砂場枠―式1
本工事のネットワーク式工程表。イベントは①〜⑪。高木搬入(2日)①→②、高木植栽(8日)②→③、株物植栽(6日)③→⑧、園内芝張(6日)⑧→⑩、跡片付(2日)⑩→⑪、コンクリート製品搬入(2日)①→④、検査(1日)④→⑤、砂場工(12日)①→⑤、境界ブロック据付(15日)⑤→⑦、園地内縁石据付(8日)⑤→⑥、スツール据付(4日)⑦→⑨、平板舗装(15日)⑨→⑩。ダミー(破線の矢印)は⑥→⑦、⑦→③の2本。

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) 本工事のクリティカルパスは,①→⑤→⑦→⑨→⑩→⑪である。 / (2) 本工事全体の最小所要日数は,48日である。

この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. 各イベントの最早開始時刻を求める。①=0、②=2、④=2、⑤=max(④+1=3,①+12=12)=12、⑥=12+8=20、⑦=max(⑤+15=27,⑥+0=20)=27、③=max(②+8=10,ダミー⑦→③で27)=27、⑧=27+6=33、⑨=27+4=31、⑩=max(⑧+6=39,⑨+15=46)=46、⑪=46+2=48日である。
  2. 最小所要日数は48日で、クリティカルパスは①→⑤(砂場工12日)→⑦(境界ブロック据付15日)→⑨(スツール据付4日)→⑩(平板舗装15日)→⑪(跡片付2日)の 12+15+4+15+2=48日である。(1)(2)は適当である。
  3. 園内芝張(⑧→⑩)の最早開始時刻は⑧の33日であり、16日ではない。最遅完了時刻は⑩の46日なので、トータルフロートは 46-(33+6)=7日であり、24日ではない。よって(1)(2)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。①→⑤→⑦→⑨→⑩→⑪が48日で最長の経路である。
  2. (2)適当。全体の最小所要日数は48日である。
  3. (3)適当でない。園内芝張はダミー⑦→③により境界ブロック据付の完了(27日)を待ち、株物植栽6日の後に始まるので、最早開始時刻は33日である。
  4. (4)適当でない。園内芝張のトータルフロートは 46-(33+6)=7日である。
引っかけ:ダミー⑦→③があるので、高木植栽の後の株物植栽は境界ブロック据付の完了まで始められない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題B No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する