樹木の寸法規格の判定(株立物を含む)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題B No.9の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下表に基づく樹木の寸法規格の判定として,「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に照らし,合格となるものはどれか。
| 樹種 | 樹高(m) | 幹周(m) | 枝張(m) | 株立数 |
|---|---|---|---|---|
| エノキ | 4.0 | 0.21 | 1.5 | ― |
| アカシデ | 4.0 | 0.25 | ― | 2本立 |
| ナツツバキ | 3.5 | 0.21 | ― | 3本立 |
| エゴノキ | 3.0 | 0.15 | ― | 3本立以上 |
解答欄
正解
正解:(3) 4本立のナツツバキで,樹高がそれぞれ3.7m,3.6m,3.1m,2.4m,幹周がそれぞれ0.12m,0.10m,0.09m,0.07mのもの
解き方
- 公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)では、寸法は最低値であり、枝張は最長と最短の平均値、幹が2本以上の幹周はおのおのの周長の総和の70%とする。株立物の樹高は、2本立は1本が所要の樹高に達し他は所要の樹高の70%以上、3本立以上は指定株立数について過半数が所要の樹高に達し他は所要の樹高の70%以上であることとされる(規格基準の株立数の定義)。この関係を満たさない、所要の樹高の70%に満たない幹は株立の幹として数えず、幹周の総和にも加えないで判定する。
- (1)は枝張が(1.8+1.0)÷2=1.4mで1.5mに満たず不合格である。(2)は樹高4.1m・2.9m(4.0×0.7=2.8m以上)で樹高は満たすが、幹周は(0.19+0.15)×0.7=0.238mで0.25mに満たず不合格である。
- (3)は所要樹高3.5mの70%が2.45mなので、2.4mの幹は数えず3本立として判定する。3.7m・3.6mの2本が3.5m以上、3.1mが2.45m以上で樹高を満たし、幹周は(0.12+0.10+0.09)×0.7=0.217mで0.21m以上となり合格である。
- (4)は所要樹高3.0mの70%が2.1mなので、2.0m・1.9mの幹は数えず3本立として判定する。樹高は3.5m・3.2m・2.2mで満たすが、幹周は(0.09+0.07+0.04)×0.7=0.14mで0.15mに満たず不合格である。
選択肢ごとの解説
- (1)不合格。枝張は最長と最短の平均で1.4mとなり、1.5mに満たない。
- (2)不合格。幹周は(0.19+0.15)×0.7=0.238mで、0.25mに満たない。
- (3)合格。条件を満たす3本で樹高を満たし、幹周は0.31×0.7=0.217mで0.21m以上である。
- (4)不合格。条件を満たす3本の幹周は0.20×0.7=0.14mで、0.15mに満たない。
引っかけ:株立の幹周は総和×0.7だが、所要樹高の70%に満たない幹は数えない(5本すべてを加えると(4)も0.189mで合格に見えてしまう)。枝張は最長と最短の平均。
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論点ページ:樹木の規格・植栽基盤の調査の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題B No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する