部門費振替表(補助部門費の配賦)

重要度 A第3・4問で出題過去問 5問

部門費振替表(補助部門費の配賦)は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち5回で出題された論点です(収録142問中5問・重要度A)。出題されるのは第3問・第4問です。

要点:補助部門の費用を施工部門へ配賦する。直接配賦法・階梯式配賦法・相互配賦法。施工部門の合計は必ず部門費総額と一致する。

覚える要点

  • 直接配賦法は補助部門どうしの配賦を無視し、施工部門(工事)にだけ配賦する。配賦額=部門費×各工事の配賦基準÷基準合計。
  • 階梯式配賦法は配賦順位の高い補助部門を表の右端に置き、上位から下位へは配賦するが下位から上位へは配賦しない。2番目以降の部門は上位から受け入れた額を足してから配る。
  • 階梯式で下位から上位へのサービス割合は無視し、残りの割合の合計(95や90)で按分する。100で割ると合わない。
  • 資料の配賦基準が「?」でも、解答用紙に印刷された配賦額から配賦率を逆算するか、部門費総額から他の配賦額を引いた残額で求める。
  • 施工部門の合計は部門費総額と一致する。「配賦金額」欄は各施工部門の合計−自部門の部門費合計。

勉強のしかた:第3問・第4問の部門費振替表は直接配賦法と階梯式の2型。階梯式は配賦の順序と「上位へ配賦しない」ルールを図に描いてから数字を入れる。逆算型は過去問で手順を体で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、部門費振替表(補助部門費の配賦)で間違えやすい点を集めました。

  • 第39回 第4問 問2:資料の「?」は解答用紙に印刷された配賦額から配賦率を逆算して埋める。201 工事の配賦基準は分からなくても、部門費の残額として求まる。機械部門は配賦データがすべて不明だが、配賦額が 4 つとも所与なので合計すれば発生額になる。直接配賦法なので補助部門どうしの配賦は考えない。
  • 第37回 第4問 問2:階梯式では下位の補助部門から上位の補助部門へのサービス(修繕→運搬 5%、材料管理→運搬 4%・修繕 6%)は無視して、残りの割合の合計(95、90)で按分する。100 で割ると金額が合わなくなる。この回は端数が出ないので、割り切れなければ計算ミスを疑う。
  • 第34回 第4問 問2:資料の「?」に気を取られず、解答用紙に印刷されている配賦額から逆算する。車両部門は B 工事の運搬量が不明でも、残りの 600,000 を A・C の運搬量の比 135:115 で分ければよい。直接配賦法なので補助部門どうしの配賦は考えない。
  • 第33回 第3問:階梯式配賦法では、上位の補助部門から下位へは配賦するが、下位から上位へは配賦しない。機械部門費を配賦するとき、資料にある「運搬部門への 0%」は問題ないが、運搬部門の提供度合に含まれる「機械部門 2%」を落とさないこと。2番目以降の部門は自部門費に上位から受け入れた額を足してから配賦する。
  • 第30回 第4問 問2:仮設部門の乙工事部の配賦基準が「?」なので、所与の 560,000 を引いた残りを甲と丙で分ける。960,000 を甲 15・丙 10 で分けてしまうと合わない。部門費合計欄の機械部門・仮設部門は資料の数字をそのまま書く欄で、書き忘れやすい。

この論点の問題

同じ大問で出る論点

第3・4問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。