第34回 第4問 問2論点:部門費振替表(補助部門費の配賦)重要度 A配点 14点未着手

部門費振替表(直接配賦法・配賦データの一部が不明)

これは建設業経理士2級 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第4問 問2(配点 14点)の問題です。論点は「部門費振替表(補助部門費の配賦)」(重要度A・解答の形は記号+表)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の<資料>に基づき、解答用紙の部門費振替表を完成しなさい。なお、配賦方法については、直接配賦法によること。

部門費振替表の所与の金額(部門費合計の A〜C 工事、仮設部門費の配賦額、車両部門費の B 工事、機械部門費の C 工事)を手がかりに、不明(?)の配賦データを補って表を完成させる。

補助部門配賦基準A工事B工事C工事
仮設部門セット×日数???
車両部門運搬量135 t/km?115 t/km
機械部門馬力数×時間10 × 40 時間12 × 50 時間?
各補助部門の原価発生額(単位:円)仮設部門車両部門機械部門
原価発生額?1,200,0001,440,000

解答欄

部門費振替表(単位:円)
摘要A工事B工事C工事仮設部門車両部門機械部門
部門費合計8,530,0004,290,0002,640,000
仮設部門費336,000924,000420,000
車両部門費600,000
機械部門費240,000
補助部門費配賦額合計
工事原価

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

部門費振替表(単位:円)
摘要A工事B工事C工事仮設部門車両部門機械部門
部門費合計8,530,0004,290,0002,640,0001,680,0001,200,0001,440,000
仮設部門費336,000924,000420,000
車両部門費324,000600,000276,000
機械部門費480,000720,000240,000
補助部門費配賦額合計1,140,0002,244,000936,000
工事原価9,670,0006,534,0003,576,000

解き方

  1. 仮設部門の原価発生額(部門費合計)は配賦額の合計に等しい。336,000 + 924,000 + 420,000 = 1,680,000。車両部門 1,200,000・機械部門 1,440,000 は資料のまま。
  2. 車両部門費:B 工事への配賦額 600,000 が所与なので、A・C 工事への配賦額の合計は 1,200,000 − 600,000 = 600,000。A・C の運搬量の合計 135 + 115 = 250 t/km で割ると配賦率は 600,000 ÷ 250 = 2,400 円/t・km。A 工事 = 2,400 × 135 = 324,000、C 工事 = 2,400 × 115 = 276,000。
  3. 機械部門費:C 工事への配賦額 240,000 が所与なので、A・B 工事の合計は 1,440,000 − 240,000 = 1,200,000。A・B の馬力数×時間の合計 10×40 + 12×50 = 400 + 600 = 1,000 で割ると配賦率は 1,200 円。A 工事 = 1,200 × 400 = 480,000、B 工事 = 1,200 × 600 = 720,000。
  4. 補助部門費配賦額合計:A 工事 336,000 + 324,000 + 480,000 = 1,140,000。B 工事 924,000 + 600,000 + 720,000 = 2,244,000。C 工事 420,000 + 276,000 + 240,000 = 936,000。合計 4,320,000 は補助部門費の総額 1,680,000 + 1,200,000 + 1,440,000 と一致する。
  5. 工事原価:A 工事 8,530,000 + 1,140,000 = 9,670,000。B 工事 4,290,000 + 2,244,000 = 6,534,000。C 工事 2,640,000 + 936,000 = 3,576,000。
引っかけ:資料の「?」に気を取られず、解答用紙に印刷されている配賦額から逆算する。車両部門は B 工事の運搬量が不明でも、残りの 600,000 を A・C の運搬量の比 135:115 で分ければよい。直接配賦法なので補助部門どうしの配賦は考えない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第4問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する