社債の買入れ(投資有価証券)と端数利息
これは建設業経理士2級 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 (1)(配点 4点)の問題です。論点は「有価証券」(重要度C・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。
社債(額面 ¥10,000,000)を ¥100 につき ¥98 で買い入れ、端数利息 ¥50,000 とともに小切手を振り出して支払った。
A現金B当座預金C受取手形D完成工事未収入金E建物F建設仮勘定G投資有価証券H営業外支払手形J工事未払金K社債L修繕引当金M完成工事補償引当金N資本金Q資本準備金R完成工事高S完成工事原価T完成工事補償引当金繰入額U社債利息W有価証券利息X修繕費
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| G | 投資有価証券 | 9,800,000 | B | 当座預金 | 9,850,000 |
| W | 有価証券利息 | 50,000 |
解き方
- 他社が発行した社債を買い入れたので、当社にとっては有価証券の取得である。勘定科目群に「有価証券」はなく「投資有価証券」があるので、これを使う。
- 取得原価 = 額面 10,000,000 × 98 ÷ 100 = 9,800,000。
- 端数利息 50,000 は、前の利払日から購入日までの利息を前の所有者に立て替えて払うものなので、有価証券利息の借方に計上する(次の利払日に受け取る利息と相殺される)。
- 支払額 = 9,800,000 + 50,000 = 9,850,000 を小切手で払ったので、貸方は当座預金。
引っかけ:「社債」(K)は自社が発行した社債の負債勘定なので、他社の社債を買った場合には使わない。端数利息を取得原価に含めて 9,850,000 とするのも誤り。
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論点ページ:有価証券の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第31回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する