現場監督者給与手当の予定配賦率・予定配賦額・配賦差異
これは建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第3問(配点 14点)の問題です。論点は「工事間接費の予定配賦と配賦差異」(重要度A・解答の形は金額+記号/表)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
P 社は、複数の工事現場を監督するために 2 名(甲及び乙)の専任要員を雇用している。このコストについては、現場監督作業時間を基準とした予定配賦法を採用している。現場監督者に係る給与手当に関する次の<資料>に基づいて、下記の問に解答しなさい。
問1 当会計期間の予定配賦率を計算しなさい。なお、計算過程において端数が生じた場合は、円未満を四捨五入すること。
問2 当月の No.351 工事への予定配賦額を計算しなさい。
問3 当月の現場監督者給料手当に関する配賦差異を計算しなさい。なお、配賦差異については、借方差異の場合は「A」、貸方差異の場合は「B」を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。
| 項目 | 内訳 | 金額・時間 |
|---|---|---|
| (1) 当会計期間(1 年)の現場監督者給与手当予算額 | 監督者甲 | ¥8,650,000 |
| 監督者乙 | ¥6,575,000 | |
| (2) 当会計期間(1 年)の現場監督延べ予定作業時間 | 3,500 時間 | |
| (3) 当月の工事現場別現場監督実際作業時間 | No.350 工事 | 75 時間 |
| No.351 工事 | 93 時間 | |
| その他の工事 | 124 時間 | |
| (4) 当月の現場監督者給与手当実際発生額 | 総額 | ¥1,268,000 |
解答欄
正解
| 問1 予定配賦率(1 時間あたり) | 4,350 円 |
|---|---|
| 問2 No.351 工事への予定配賦額 | 404,550 円 |
| 問3 配賦差異 | 2,200 円 |
| 問3 配賦差異の記号 | B |
解き方
- 問1 予定配賦率 = 年間予算額 ÷ 年間予定作業時間 = (8,650,000 + 6,575,000) ÷ 3,500 時間 = 15,225,000 ÷ 3,500 = 4,350 円/時間(端数なし)。
- 問2 No.351 工事への予定配賦額 = 4,350 × 93 時間 = 404,550。
- 問3 当月の予定配賦額合計 = 4,350 × (75 + 93 + 124) = 4,350 × 292 時間 = 1,270,200。実際発生額 1,268,000 との差 = 1,270,200 − 1,268,000 = 2,200。予定 > 実際なので貸方差異(有利差異)= B。
引っかけ:配賦差異は「当月の全工事への予定配賦額」と実際発生額を比べる。No.351 だけの配賦額と比べたり、その他の工事の 124 時間を落としたりしない。予定のほうが多ければ貸方差異(B)、実際のほうが多ければ借方差異(A)。
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論点ページ:工事間接費の予定配賦と配賦差異の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第35回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第3問。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する