工事原価計算の種類(形態別・事前・総合・個別)
これは建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第4問 問2(配点 8点)の問題です。論点は「原価計算の理論・用語」(重要度B・解答の形は記号+表)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の問に解答しなさい。
問2 次の各文章は、下記の<工事原価計算の種類>のいずれと最も関係の深い事柄か、記号(A〜D)で解答しなさい。
1. 建設資材を量産している企業では、一定期間に発生した原価をその期間中の生産量で割って、製品の単位当たり原価を計算する。
2. 1 つの生産指図書に指示された生産活動について費消された原価を集計・計算する方法である。建設会社が請け負う工事については、一般的にこの方法が採用される。
3. 建設業では、工事原価を材料費、労務費、外注費、経費に区分して計算し、制度的な財務諸表を作成している。
4. 建設業において、指名獲得あるいは受注活動で重視され、見積原価、予算原価などを算定する原価計算である。
- <工事原価計算の種類>
- A 形態別原価計算 B 事前原価計算 C 総合原価計算 D 個別原価計算
解答欄
正解
| 1 | C |
|---|---|
| 2 | D |
| 3 | A |
| 4 | B |
解き方
- 1. 「一定期間の原価 ÷ 期間中の生産量」で単位原価を出すのは、同じ製品を量産する場合の総合原価計算 = C。
- 2. 「生産指図書ごと」に原価を集計するのは個別原価計算 = D。受注生産の建設工事はこの方法。
- 3. 材料費・労務費・外注費・経費の 4 区分は、原価をその発生形態で分類する形態別原価計算 = A。完成工事原価報告書もこの区分。
- 4. 受注前に見積原価・予算原価を算定するのは、原価の発生前に行う事前原価計算 = B。
引っかけ:1 と 2 は「総合」と「個別」の対比。「量産」「期間」「生産量で割る」が出たら総合原価計算、「指図書」「工事ごと」が出たら個別原価計算。事前原価計算の対は事後原価計算(実際原価計算)。
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論点ページ:原価計算の理論・用語の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第35回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第4問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する