第31回 第1問 (3)論点:株式・配当・純資産重要度 C配点 4点未着手

資本準備金の資本金への組入れ(無償交付)

これは建設業経理士2級 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 (3)(配点 4点)の問題です。論点は「株式・配当・純資産」(重要度C・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。

取締役会の決議により、資本準備金 ¥5,000,000 を資本金に組み入れ、株式 1,000 株を株主に無償交付した。

A現金B当座預金C受取手形D完成工事未収入金E建物F建設仮勘定G投資有価証券H営業外支払手形J工事未払金K社債L修繕引当金M完成工事補償引当金N資本金Q資本準備金R完成工事高S完成工事原価T完成工事補償引当金繰入額U社債利息W有価証券利息X修繕費

解答欄

借方

貸方

借方・貸方は 3 行まで使えます。使わない行は空欄のままにしてください。

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

記号借方科目金額記号貸方科目金額
Q資本準備金5,000,000N資本金5,000,000

解き方

  1. 資本準備金を減らして資本金を増やす純資産内部の振替なので、借方 資本準備金 5,000,000 / 貸方 資本金 5,000,000。
  2. 株式の無償交付は株主から払込みを受けないので、現金や当座預金は動かない。
引っかけ:「無償交付」につられて現金預金を借方に書かないこと。株式数 1,000 株は金額の計算に使わない。
現行基準との関係:会社法では、準備金の額を減少して資本金に組み入れることは株主総会の決議事項(会社法448条1項)で、取締役会の決議で足りるのは株式の発行と同時に行い、減少後の準備金の額が減少前を下回らない場合(同条3項)に限られる。問題文の「取締役会の決議により」は旧商法時代の表現だが、仕訳(資本準備金/資本金)は決議機関にかかわらず同じになる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する