第37回 第1問 (1)論点:株式・配当・純資産重要度 C配点 4点未着手

剰余金の配当と利益準備金の積立て(資本金の4分の1が上限)

これは建設業経理士2級 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 (1)(配点 4点)の問題です。論点は「株式・配当・純資産」(重要度C・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。

甲社は、株主総会において、繰越利益剰余金を財源として、株主配当金 ¥5,000,000 を支払うことを決議した。なお、同社の資本金は ¥100,000,000、資本準備金は ¥18,000,000、利益準備金は ¥6,700,000 である。

A現金B当座預金C完成工事未収入金D未収入金E未収還付法人税等F貸倒引当金G車両運搬具H機械装置J建設仮勘定K未払配当金L未払法人税等M繰越利益剰余金N資本金Q資本準備金R利益準備金S完成工事高T貸倒引当金繰入額U貸倒損失W受取配当金X固定資産売却益Y固定資産売却損

解答欄

借方

貸方

借方・貸方は 3 行まで使えます。使わない行は空欄のままにしてください。

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

記号借方科目金額記号貸方科目金額
M繰越利益剰余金5,300,000K未払配当金5,000,000
R利益準備金300,000

解き方

  1. 配当を決議しただけで支払いは未了なので、貸方は未払配当金 5,000,000。
  2. 利益準備金の積立額を出す。配当額の 10分の1 = 5,000,000 × 1/10 = 500,000。
  3. 上限を確かめる。資本金の 4分の1 = 100,000,000 × 1/4 = 25,000,000。すでにある準備金は資本準備金 18,000,000 + 利益準備金 6,700,000 = 24,700,000 なので、積み立てられる残りは 25,000,000 − 24,700,000 = 300,000。
  4. 500,000 と 300,000 の小さい方 300,000 を利益準備金に積み立てる。借方は配当 5,000,000 + 積立 300,000 = 5,300,000 を繰越利益剰余金から減らす。
引っかけ:配当額の10分の1(500,000)をそのまま積み立てると誤り。資本準備金と利益準備金の合計が資本金の4分の1に達するまでという上限を必ず確かめる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する