株主配当金の支払い(源泉徴収税額の預り)
これは建設業経理士2級 第38回(2026年3月8日(日)実施) 第1問 (1)(配点 4点)の問題です。論点は「株式・配当・純資産」(重要度C・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。
株主配当金 ¥5,000,000 を小切手を振り出して支払った。なお、所得税等の源泉徴収税額は ¥1,000,000 であった。
A現金B当座預金C完成工事未収入金D当座E有価証券F営業外受取手形G土地H当座借越J社債K工事未払金L預り金M営業外支払手形N未成工事受入金Q未払配当金R未払法人税等S完成工事高T租税公課U支払手数料W受取配当金X社債発行費Y広告宣伝費
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| Q | 未払配当金 | 5,000,000 | L | 預り金 | 1,000,000 |
| B | 当座預金 | 4,000,000 |
解き方
- 配当金は株主総会で決議したときに「未払配当金」(負債)に計上されている。支払時はこの未払配当金 5,000,000 を減らす(借方)。
- 源泉徴収税額 1,000,000 は株主に渡さず会社が預かって後日納付するので「預り金」(負債)に計上する。
- 実際に小切手で支払う金額は 5,000,000 − 1,000,000 = 4,000,000。当座預金の減少になる。
引っかけ:借方を「繰越利益剰余金」にしないこと。配当の決議時にすでに未払配当金へ振り替えてある。源泉徴収分は「租税公課」ではなく預り金。
同じ論点の過去問
第39回 第1問 (1)資本準備金の取崩し(その他資本剰余金への振替)
第37回 第1問 (1)剰余金の配当と利益準備金の積立て(資本金の4分の1が上限)
第36回 第1問 (1)資本準備金の資本金への組入れ
第35回 第1問 (1)繰越利益剰余金からの配当と利益準備金の積立
第34回 第1問 (4)資本準備金の資本金への組入れ
論点ページ:株式・配当・純資産の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第38回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第38回(2026年3月8日(日)実施) 第1問 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する