収益概念が広義・狭義に分かれる根拠
これは建設業経理士1級 財務諸表 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 問2(配点 10点)の問題です。論点は「収益・費用の概念と費用配分の原則」(重要度B・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
収益の概念に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問2 収益の概念が、広義・狭義二つの見方に分かれる根拠を説明しなさい。(250 字)
解答欄
正解
模範解答
二つの見方が分かれるのは、期間利益にいかなる役割を担わせるかが異なるためである。期間利益を、配当金の支払いなど外部への処分が可能な金額の限度を示す数値と考える立場、すなわち利益に分配可能性を求める立場からは、発生原因を問わず持分の増加をすべて収益とみる広義の概念が導かれる。これに対し、期間利益を、経営活動の良否や経営者の意思決定の適否を測るための尺度と考える立場、すなわち利益に指標性を求める立場からは、企業の努力の成果である財・用役の提供によるものに限って収益とみる狭義の概念が導かれる。
246 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 結論を先に書く。違いは期間利益に求める役割の違いから生じる。
- 分配可能性(外部への処分可能額の基準値)を求める立場→広義、と対応させる。
- 指標性(経営活動や意思決定の評価の基準値)を求める立場→狭義、と「これに対し」で対比して締める。
引っかけ:問1 の定義を繰り返さない。設問は「根拠」なので利益の役割(分配可能性・指標性)と収益概念の対応を書く。分配可能性→広義、指標性→狭義の対応を逆にしない。
同じ論点の過去問
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論点ページ:収益・費用の概念と費用配分の原則の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第36回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する