第31回 第1問 問2論点:収益・費用の概念と費用配分の原則重要度 B配点 12点未着手

期間利益の計算で重視される費用概念とその理由

これは建設業経理士1級 財務諸表 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 問2(配点 12点)の問題です。論点は「収益・費用の概念と費用配分の原則」(重要度B・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

費用概念に関する以下の問に答えなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。

問2 経営成績を判断するための期間利益の計算において重視されるのは、広義と狭義どちらの費用概念か、理由と共に答えなさい。(300 字)

解答欄

0 / 300 字本試験は解答用紙のマス目に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は目安です。本試験と同じく、定義 → 理由や違い → 結論の順に書くと要点が入りやすくなります。

正解

模範解答

重視されるのは狭義の費用概念、すなわち財・用役の生産に関連して生じた所有者持分の減少額だけを費用とみる立場である。経営成績を示す期間利益は、期間収益から、その収益を獲得するために費やされた期間費用を差し引いて求めるべきものである。このとき収益との対応関係は、財・用役の費消が当期あるいは次期以降に計上される収益の獲得に直接または間接に役立っているかによって判断される。対応計算を合理的に進めるには、収益の獲得活動に結びつく費用と、災害や盗難のようにそれと結びつかない損失とをあらかじめ区別しておかなければならない。損失を費用から除く狭義の概念はこの要請に適合し、指標性をもつ期間利益の計算に望ましい。

300 字
要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。

解き方

  1. 結論(狭義)を先に書き、狭義の費用概念の中身を一文で示す。
  2. 理由の第一段として費用収益対応の原則を書き、対応関係の判定基準(収益獲得への直接・間接の貢献)を示す。
  3. 理由の第二段として費用と損失の区別の必要性を書き、指標性を求める期間利益には狭義が適する、と結論に戻す。
引っかけ:「狭義」と答えるだけでは配点の大半を落とす。理由の柱は費用収益対応の原則と費用・損失の区別である。分配可能性を求める立場(広義)と取り違えない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する