目標利益達成のための完成工事高の計算方法
これは建設業経理士1級 財務分析 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 問1(配点 10点)の問題です。論点は「損益分岐点分析(固変分解・損益分岐点比率・安全余裕率・目標利益)」(重要度A・解答の形は指定字数(200〜300字)の記述2問、各10点)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
建設業の損益分岐点分析に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問1 目標利益達成のための完成工事高の計算方法について説明しなさい。(250 字)
解答欄
正解
模範解答
損益分岐点完成工事高は、完成工事高から変動費を引いた限界利益が固定費と等しくなる完成工事高で、固定費を限界利益率で割って求める。目標利益を達成する完成工事高はこの考え方を応用して計算する。目標利益が金額なら、限界利益で固定費を回収したうえでなお目標利益が残る必要があるので、固定費と目標利益の合計を限界利益率で割る。これは固定費と目標利益の和に限界利益が一致する点を求めることにほかならない。目標利益が完成工事高に対する利益率なら、限界利益率から目標利益率を引いた率で固定費を割る。
241 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 土台となる損益分岐点完成工事高の算式と、限界利益・限界利益率の意味を先に示す。
- 目標利益が金額の場合の算式(固定費+目標利益)÷限界利益率と、その意味(均衡点)を書く。
- 目標利益が利益率の場合の算式 固定費÷(限界利益率−目標利益率)で結ぶ。
引っかけ:限界利益・限界利益率の定義を示さずに算式だけ書くと弱い。金額の場合と利益率の場合で算式が異なるので片方で終わらせない。
同じ論点の過去問
第39回 第1問 問2安全余裕率と損益分岐点比率の関係
第38回 第2問 4経常利益段階の損益分岐点分析における固定費・変動費の区分(正誤)
第38回 第4問 損益分岐点分析(限界利益・損益分岐点完成工事高・安全余裕率・金利負担能力からの逆算・目標営業利益率の完成工事高)
第36回 第4問 損益分岐点分析(高低点法による固変分解・損益分岐点完成工事高・安全余裕率・固定費増加時の目標営業利益率達成の完成工事高)
第34回 第2問 5固変分解の方法と建設業の慣行的な固定費・変動費の区分(正誤)
論点ページ:損益分岐点分析(固変分解・損益分岐点比率・安全余裕率・目標利益)の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第39回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務分析 第39回(2026年9月13日(日)実施) 第1問 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する