純キャッシュ・フローの算式(正誤)

これは建設業経理士1級 財務分析 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第2問 3(配点 3点)の問題です。論点は「キャッシュ・フロー分析(純CF・完成工事高CF率・営業CF対流動負債比率)」(重要度A・解答の形は用語群から記号を選ぶ空欄補充(9〜13空欄、2点と1点の混合)か、5文の正誤(T/F、3点×5))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

財務分析に関する以下の各記述(1〜5)のうち、正しいものには「T」、誤っているものには「F」を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。

3.キャッシュ・フロー計算書の分析においては、営業キャッシュ・フローや純キャッシュ・フローの数値が用いられるが、純キャッシュ・フローは、〈純キャッシュ・フロー=税引前当期純利益±法人税等調整額+当期減価償却実施額+引当金増減額−株主配当金〉で求められる。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

3 記号(TまたはF)F

解き方

  1. 主要比率表の定義では、純キャッシュ・フロー=当期純利益(税引後)±法人税等調整額+当期減価償却実施額+引当金増減額−剰余金の配当の額。出発点は税引後の当期純利益である。
  2. 記述は出発点を「税引前当期純利益」としている点が誤り。税引前の利益から始めると法人税等の支払いによるキャッシュの流出が反映されない。よってF。
  3. なお、営業キャッシュ・フローはキャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」の金額を用い、作成していない場合は「経常利益+減価償却実施額−法人税等+貸倒引当金増加額−売掛債権増加額+仕入債務増加額−棚卸資産増加額+未成工事受入金増加額」で代用する。
引っかけ:算式の後半(±法人税等調整額+減価償却実施額+引当金増減額−配当)は正しいので、全体もTと読みやすい。「税引前」か「税引後」かを必ず確認する。法人税等調整額は費用計上分(借方)を加算し、収益計上分(貸方)を減算する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務分析 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第2問 3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する