キャッシュ・コンバージョン・サイクルの算式と望ましい方向(正誤)
これは建設業経理士1級 財務分析 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第2問 4(配点 3点)の問題です。論点は「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」(重要度B・解答の形は用語群から記号を選ぶ空欄補充(9〜13空欄、2点と1点の混合)か、5文の正誤(T/F、3点×5))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
財務分析に関する以下の各記述(1〜5)のうち、正しいものには「T」、誤っているものには「F」を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。
4.キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは、企業の仕入、販売、代金回収活動に関する回転期間を総合的に判断する指標である。この指標は、キャッシュのアウトフローである棚卸資産と仕入債務の回転日数の合計から、キャッシュのインフローである売上債権の回転日数を控除して求められ、資金繰りの観点から数値は大きい方が望ましい。
解答欄
正解
| 4 記号(TまたはF) | F |
|---|
解き方
- キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)=棚卸資産回転日数+売上債権回転日数−仕入債務回転日数。仕入代金を支払ってから、販売代金を回収するまでに何日かかるか(資金が拘束される日数)を示す指標である。
- 記述は「棚卸資産と仕入債務の回転日数の合計から売上債権の回転日数を控除する」としており、加減の組み合わせが逆になっている。売上債権の回転日数は加算し、仕入債務の回転日数を控除するのが正しい。
- また、CCC は資金の拘束期間なので短い(小さい)ほど資金繰りは楽になり、望ましい。「大きい方が望ましい」も誤り。よってF。
引っかけ:CCC は「在庫が売れて代金を回収するまで」を足し、「仕入代金の支払いを待ってもらえる期間」を引く。棚卸資産・売上債権がキャッシュの拘束(アウトフロー側)、仕入債務が支払猶予(インフロー側)と覚える。数値は小さいほどよい。
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第31回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務分析 第31回(2022年9月11日(日)実施) 第2問 4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する