防煙シャッターのスラット・遮煙機構・かみ合わせ長さ
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題5 設問6の問題です。論点は「建具・ガラス」(重要度B・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から8.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値の組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。
6. 防火区画に用いる防煙シャッターは,表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できる[a]形のスラットが用いられる。
[b]の遮煙機構は,シャッターが閉鎖したときに漏煙を抑制する構造で,その材料は不燃材料,準不燃材料又は難燃材料とする。
スラットとガイドレールのかみ合わせ長さは,シャッターの内法寸法が3m以下の場合,左右かみ合わせ長さの合計は,[c]mm以上とする。
解答欄
正解
正解:(5) a オーバーラッピング ― b まぐさ ― c 90
解き方
- スラットのうち,オーバーラッピング形は平板状のスラットを重ね合わせる形で表面がフラットになり,ガイドレール内での遮煙性を確保しやすいため,一般に防煙シャッターに用いられる。インターロッキング形は丸みのあるスラットをかみ合わせる形で,一般の重量シャッター・防火シャッターに用いられる。
- 防煙シャッターの遮煙機構は,シャッターケースの出入口となるまぐさ部に設け,閉鎖時の漏煙を抑える。重量シャッターのスラットとガイドレールのかみ合わせ長さは,内法寸法3m以下で左右合計90mm以上,3mを超え5m以下で100mm以上,5mを超え8m以下で120mm以上とする(標仕 16.11.4(2),表16.11.3)。したがって a オーバーラッピング・b まぐさ・c 90 の組合せである。
- 標仕 16.11.2(5) は重量シャッターのスラットをインターロッキング形とし,防煙シャッターの場合は「防火区画に用いる遮煙性能を有する防火設備等の構造方法を定める件」(昭和48年建設省告示第2564号)に基づく遮煙性能試験に合格するものとしている。問題文の「表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できる」スラットはオーバーラッピング形である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。cは80ではなく90である。
- (2)適当でない。bは方立ではなくまぐさ,cは80ではなく90である。
- (3)適当でない。aはインターロッキングではなくオーバーラッピングである。
- (4)適当でない。aはインターロッキングではなくオーバーラッピング,bは方立ではなくまぐさ,cは80ではなく90である。
- (5)適当。aはオーバーラッピング,bはまぐさ,cは90で,すべて正しい。
引っかけ:かみ合わせ長さは「3m以下90mm・5m以下100mm・8m以下120mm」。遮煙機構は方立ではなくまぐさに設ける。
同じ論点の過去問
令和5年度 問題5 設問6アルミニウム製建具のアンカー・くつずり
令和4年度 問題4 設問4RC造外壁への鋼製建具の取付け
令和元年度 問題4 設問6防火区画に用いる防煙シャッター
論点ページ:建具・ガラスの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月19日(日)実施) 問題5 設問6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する