施工経験記述(工程管理・品質管理)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事名〔例:◎◎ビル(◇◇邸)□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、工事内容、主要機器の能力・台数等〕
(4) 現場でのあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「工程管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事を施工するにあたり「品質管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○町立△△小学校空調設備設置工事
17 字○○マンション新築工事のうち給排水衛生設備工事
△△事務所ビル新築に伴う空気調和設備工事
○○県△△郡□□町
9 字○○県△△市□□町
○○都△△区
空調設備新設。空冷ヒートポンプマルチ形パッケージ形空気調和機 室外機45kW×4台、室内機(天井カセット形)×24台、冷媒配管一式、ドレン配管一式
73 字(別の例)給排水衛生設備新設(30戸)。増圧給水ポンプユニット3.7kW×1台、給水管(架橋ポリエチレン管)一式、排水・通気管(硬質ポリ塩化ビニル管)一式、衛生器具一式
(別の例)空気調和設備新設。空冷ヒートポンプチリングユニット冷却能力150kW×2台、空気調和機(コンパクト形)×4台、冷温水ポンプ5.5kW×2台、冷温水配管・ダクト一式
現場代理人(施工管理全般を担当)
16 字主任技術者として工程・品質管理を担当
工事主任として施工管理を担当
普通教室12室の室内機と冷媒配管の工事を、授業のない夏休み期間(約40日)に終える必要があったため、教室ごとの作業の段取りと機材の搬入時期の調整を特に重要と考えた。
82 字(別の例:給排水衛生設備工事)躯体工事の工程が厳しく、各階のコンクリート打設までにスリーブとインサートを遅れずに入れる必要があったため、躯体工程に合わせた先行作業の管理を特に重要と考えた。
(別の例:空気調和設備工事)天井ボード張りの開始日が決まっており、それまでに天井内のダクトと冷温水管の施工・保温・水圧試験を終える必要があったため、天井内作業の工程の確保を特に重要と考えた。
教室ごとの作業順序を示した詳細工程表を作り、室内機と冷媒管は着工2週間前までに納入させた。天井開口・吊込み・配管の班を分けて流れ作業とし、毎日夕方に進捗を確認して遅れは翌日の人員増で取り戻した。
97 字(左の別例の続き)型枠工程に合わせたスリーブ図を事前に作成して監理者の承諾を得、打設の2日前までにスリーブ・インサートを取り付けた。打設前日には建築担当者と立ち会って位置と数量を確認した。
(左の別例の続き)工程会議で建築・電気と天井内の作業順序を調整し、ダクトを先行して吊り込んだ。冷温水管は系統ごとに水圧試験を行ってすぐ保温に入り、週ごとに出来高を確認して天井張りに間に合わせた。
冷媒配管の接続部からの冷媒漏れや、配管内に水分やごみが入ることは、能力の低下や圧縮機の故障の原因になるため、冷媒配管の施工品質の確保を特に重要と考えた。
76 字(別の例:給排水衛生設備工事)硬質ポリ塩化ビニル管の排水横管は、勾配不足や接着不良があると詰まりや漏水の原因になるため、排水管の勾配と接合の品質の確保を特に重要と考えた。
(別の例:空気調和設備工事)冷温水管の接合部からの漏水や保温の施工不良は、天井内での漏水や結露の原因となるため、配管の水圧試験と保温の施工品質の確保を特に重要と考えた。
冷媒管の管端は施工まで密封し、ろう付けは管内に窒素ガスを流しながら行った。配管完了後に4.15MPaで24時間の気密試験を行って圧力降下がないことを確認し、真空ポンプで真空乾燥を行った。
93 字(左の別例の続き)横管の勾配は呼び径65以下で1/50、100で1/100以上とし、水平器で確認した。接着は標線まで差し込んで保持し、系統ごとに満水試験を30分以上行って漏れがないことを確認した。
(左の別例の続き)水圧試験は最高使用圧力の1.5倍(最小0.75MPa)で30分以上保持して漏れがないことを確認してから保温した。保温材の継目はすき間なく突き合わせ、防湿層を連続させた。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の契約上の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新設・改修)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる機器・配管と食い違わないようにする。
- 設問2(工程管理)は、工期を制約した具体的な状況(休み期間・他工事との取合い・天候など)と特に重要と考えた事項を(1)に、工程表の作成・資材の搬入時期・人員や作業班の調整・進捗確認などの措置を(2)に書く。
- 設問3(品質管理)は、品質上の不具合(漏れ・詰まり・結露など)を防ぐために特に重要と考えた事項を(1)に、試験(気密試験・水圧試験・満水試験)の圧力と保持時間、勾配、接合の方法など数値を含む措置を(2)に書く。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する