施工経験記述(工程管理・安全管理)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事名〔例:◎◎ビル(◇◇邸)□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、工事内容、主要機器の能力・台数等〕
(4) 現場でのあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「工程管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○市立△△中学校空調設備設置工事
17 字△△邸新築工事のうち給排水衛生設備工事
○○ビル新築工事に伴う空気調和設備工事
○○県△△市□□町
9 字○○県△△郡□□町
○○都△△区
空気調和設備工事(既存校舎への新設)。空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機 室外機28kW×8台、室内機(天井カセット形)14kW×16台、冷媒配管・ドレン配管一式
83 字(別の例)給排水衛生設備工事(木造2階建て住宅の新築)。ガス瞬間湯沸器24号×1台、給水管(架橋ポリエチレン管)・給湯管(銅管)・排水管(硬質ポリ塩化ビニル管)一式、衛生器具一式
(別の例)空気調和設備工事(事務所ビルの新築)。空冷ヒートポンプチリングユニット冷却能力150kW×2台、空気調和機12,000m³/h×2台、ファンコイルユニット×40台、冷温水配管・ダクト一式
現場代理人(施工管理全般を担当)
16 字主任技術者
施工管理担当者として工程・安全管理を担当
夏休みの約40日間で16教室の室内機と冷媒配管を施工し、2学期の始業までに試運転を終えることを特に重要と考えた。
56 字(別の例:住宅の給排水衛生設備工事)内装工事の工程が詰まっており、壁・床をふさぐ前に配管と水圧試験を終えて、内装工事を遅らせないことを特に重要と考えた。
(別の例:事務所ビルの空気調和設備工事)冷温水配管の施工が遅れ、天井ボード張りの開始日までに配管・水圧試験・保温を終える工程の回復を特に重要と考えた。
室外機は契約後すぐに発注して納期を確認した。教室ごとの作業をタクト工程表で計画し、配管班と機器据付け班を分けて2教室ずつ並行して進め、毎週の工程会議で遅れをその週のうちに取り戻した。
91 字(左の別例の続き)建築の工程表から壁・床をふさぐ日を確認し、配管と水圧試験の日程を逆算して決めた。配管の範囲を建築の担当者と打ち合わせ、水圧試験は配管が終わった翌日に行い、記録を残して内装の着手前に引き渡した。
(左の別例の続き)配管工を2班に増やして1階と2階を並行して施工し、水圧試験は系統を分けて配管が終わった区画から行った。天井内の作業日を建築の工程と毎週調整し、天井ボード張りの開始日までに完了させた。
校舎の屋上の端部付近で室外機の架台の据付けと冷媒配管の施工を行うため、屋上の端からの墜落防止を特に重要と考えた。
56 字(別の例:住宅の給排水衛生設備工事)夏期に小屋裏や床下の狭い場所で配管作業を行うため、作業員の熱中症の防止を特に重要と考えた。
(別の例:事務所ビルの空気調和設備工事)天井内で冷温水管の溶接やろう付けを行うため、火花や加熱による火災の防止を特に重要と考えた。
屋上の端部には高さ85cm以上の手すりと中さんを設け、手すりを設けられない場所では親綱を張って要求性能墜落制止用器具を使用させた。毎朝の朝礼で器具の点検と使用状況を確認した。
87 字(左の別例の続き)毎日、暑さ指数(WBGT)を測定して作業時間と休憩の間隔を決め、送風機で作業場所を換気した。休憩所に飲料水と塩分を用意し、朝礼で体調を確認して、体調の悪い者は作業させなかった。
(左の別例の続き)溶接やろう付けの前に周囲の可燃物を取り除き、不燃シートで養生して消火器を置いた。火気使用の届出と許可を作業ごとに行い、作業後30分以上は火の気が残っていないことを確認した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新築・改修)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる機器・配管と食い違わないようにする。
- 設問2は「工程管理」で、(1)に「工事の具体的な状況(期間・数量・後続の工事との関係)→特に重要と考えた事項」、(2)に「その事項に対してとった措置・対策」を書く。工期の制約(学校の夏休み・テナントの入居日)、建築工事との取合い、資機材の納期、遅れの回復などが書きやすい。工程表の種類、班の編成、作業日などを具体的に書く。
- 設問3は「安全管理」で、同じく(1)に状況と重要と考えた事項、(2)に措置・対策を書く。墜落・転落(屋上の端部・脚立・作業台)、熱中症、火気(溶接・ろう付け)、揚重、酸素欠乏などが書きやすい。手すりの高さ(85cm以上)や暑さ指数(WBGT)など、数値を入れると具体的になる。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
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令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する