施工経験記述(工程管理・安全管理)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事名〔例:◎◎ビル(◇◇邸)□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、工事内容、主要機器の能力・台数等〕
(4) 現場でのあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「工程管理」上、あなたが特に重要と考えた事項をあげ、それについてとった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項をあげ、それについてとった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○市△△庁舎空調設備改修工事
15 字○○県△△合同庁舎給排水衛生設備改修工事
(仮称)○○ビル新築工事のうち空気調和設備工事
○○県△△市
6 字○○県△△郡□□町
○○府△△市
空調設備改修。既設ファンコイルユニット撤去、空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機 屋外機28kW×6台、屋内機(天井カセット形)×24台、冷媒管・ドレン管一式
80 字(別の例)給排水衛生設備改修。給水管(水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管)50A〜20A、約400m、加圧給水ポンプユニット3.7kW×2台、衛生器具更新一式
(別の例)空気調和設備新設。空冷ヒートポンプチリングユニット冷却能力150kW×2台、冷温水ポンプ3.7kW×2台、空気調和機(風量12,000m³/h)×2台、ダクト・配管一式
現場代理人として施工管理全般を担当
17 字主任技術者(工程管理・安全管理を担当)
元請の現場担当者として施工管理を担当
庁舎を使いながらの改修で作業は土日に限られたため、各階の機器の撤去・新設を1週ごとに終え、冷房開始前に完了させることを重要と考えた。
66 字(別の例:給排水衛生設備改修)断水できるのは夜間の4時間に限られたため、給水管の切替えを予定した回数で確実に終え、工期内に完了させることを重要と考えた。
(別の例:空気調和設備新設)チリングユニットの製作に約3か月かかるため、建築工程で決まった屋上への揚重日までに機器を納入させることを重要と考えた。
階ごとの作業を撤去・配管・据付け・試運転に分けた工程表を作り、建築・電気業者と毎週調整した。冷媒管は平日に先行して加工し、1フロアの土日作業を2日で終えられるようにした。
85 字(別の例の続き)切替え箇所ごとに手順書を作り、新設管は事前に水圧試験を済ませた。前日に材料と工具をそろえ、作業員を2班に分けて、切替え後4時間以内に通水できるようにした。
(別の例の続き)承諾図を早期に提出して発注を前倒しし、製作工場の進み具合を2週間ごとに確認した。揚重日はクレーン会社・建築業者と事前に調整し、基礎は打設後10日以上養生させた。
天井内での冷媒管の施工で、脚立や可搬式作業台を使う高所作業が多いため、作業員の墜落・転落の防止を重要と考えた。
55 字(別の例の続き)既設の地下ピット内で給水管を切り替えるため、酸素欠乏による災害の防止を重要と考えた。
(別の例の続き)屋上へチリングユニットを移動式クレーンで揚重するため、吊り荷の落下と作業員の挟まれ災害の防止を重要と考えた。
脚立の天板上での作業を禁止し、手すり付きの可搬式作業台を使わせた。作業前に開き止めの固定と床の状態を点検させ、毎朝の危険予知活動で注意点を確認した。
74 字(別の例の続き)作業前に酸素濃度を測定して18%以上を確認し、作業中は送風機で換気を続けた。酸素欠乏危険作業主任者を選任して作業を指揮させ、ピットの外に監視人を置いた。
(別の例の続き)吊り荷の質量と作業半径からクレーンの定格荷重を確認し、吊り荷の下を立入禁止とした。玉掛けは技能講習修了者が行い、合図者を1名に定めて合図を統一した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の契約上の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新設・改修・撤去)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる作業と食い違わないようにする。
- 設問2は「工程管理」。工期・作業できる日や時間・機器の製作期間・他業者との取合いなど、工程上の具体的な制約を示し、それに対して工程表の作成、関係者との調整、作業の前倒し(工場加工・先行作業)、班の増員などの措置を数値とともに書く。
- 設問3は「安全管理」。天井内・高所の作業での墜落、ピットや槽内の酸素欠乏、揚重作業での吊り荷の落下などから一つを選び、作業台の使用、酸素濃度の測定(18%以上)と換気、作業主任者の選任、立入禁止の措置など、具体的な対策を書く。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年11月18日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する