施工経験記述(品質管理・安全管理)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事名〔例:◎◎ビル(◇◇邸)□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、工事内容、主要機器の能力・台数等〕
(4) 現場でのあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「品質管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項を解答欄の(1)に記述しなさい。
また、それについてとった措置又は対策を解答欄の(2)に簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○市△△庁舎空調設備改修工事
15 字○○ビル新築工事に伴う給排水衛生設備工事
△△邸新築工事のうち給排水衛生設備工事
○○県△△市
6 字○○県△△郡□□町
○○都△△区
空調設備改修。空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機(天井カセット形)冷房能力14kW×8台、冷媒配管・ドレン配管一式、既存空調機の撤去
68 字(別の例)給排水衛生設備工事。受水タンク(FRP製)10m³×1基、加圧給水ポンプユニット2.2kW×1台、電気温水器×6台、給水・排水・通気管一式、衛生器具一式
(別の例)給排水衛生設備工事。給水管(水道用硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管)一式、排水・通気管(硬質ポリ塩化ビニル管)一式、ガス給湯器24号×1台、衛生器具一式
現場代理人(施工管理全般を担当)
16 字主任技術者(工程・品質・安全の管理を担当)
工事主任として施工管理を担当
天井内に新設する冷媒配管のろう付け箇所が多いため、冷媒漏れのない配管を施工することを特に重要と考えた。
51 字(別の例:給排水衛生設備工事)排水横管の延長が長く、勾配不足による詰まりが起きやすいため、所定の勾配を確保することを特に重要と考えた。
(別の例:給排水衛生設備工事)給水管のねじ接合箇所が多いため、ねじ部の腐食と漏水を防ぐ確実な接合を行うことを特に重要と考えた。
ろう付けは管内に窒素ガスを流しながら行い、管内の酸化皮膜の発生を防いだ。配管完了後は系統ごとに窒素ガスで4.15MPaに加圧して24時間保持し、圧力降下がないことを確認してから真空乾燥を行った。
97 字(左の別例の続き)勾配を呼び径65以下は1/50、75・100は1/100以上として施工図に明記した。吊り金物の取付け後に水平器で勾配を確認し、隠ぺい前に満水試験を行って漏れのないことを確認した。
(左の別例の続き)ねじ加工後にねじゲージで確認し、管端防食継手を使用した。ねじ込み後は残りねじ山に防錆塗料を塗り、配管完了後に水圧試験を60分行って漏れがないことを確認した。
執務中の庁舎で既存天井を開口して冷媒管のろう付け作業を行うため、火気による火災の防止を特に重要と考えた。
52 字(別の例)天井高3mの室内で可搬式作業台を使う配管作業が多いため、作業台からの墜落・転落災害の防止を特に重要と考えた。
(別の例)屋外の排水管工事で深さ1.8mの溝掘削を行うため、掘削溝の土砂崩壊による災害の防止を特に重要と考えた。
作業前にろう付け箇所周辺の可燃物を撤去し、不燃シートで養生して消火器を配置した。火気使用は許可制とし、作業終了後30分間は残り火がないことを監視して確認した。
79 字(左の別例の続き)脚立は使わず手すり付きの可搬式作業台を使用した。作業前に開き止めと脚部を点検し、天板上で身を乗り出さず作業位置ごとに作業台を移動するよう朝礼で周知した。
(左の別例の続き)深さ1.5mを超える区間に土止め支保工を設け、掘削土は溝の肩から1m以上離して置いた。毎日の作業開始前に、点検者が掘削面の亀裂や湧水の有無を点検した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の契約上の工事名・工事場所・設備工事概要・立場を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、工事内容(新築・改修)、主要機器の能力・台数を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる機器・配管と食い違わないようにする。
- 設問2は「現場の具体的な状況→品質管理上特に重要と考えた事項」を(1)に、「その事項に対してとった措置・対策」を(2)に書く。措置には、試験圧力・保持時間・勾配などの数値と、確認の方法(試験・測定・検査)を入れる。
- 設問3は「現場の具体的な状況→安全管理上特に重要と考えた事項(どんな災害を防ぐか)」を(1)に、「それを防ぐためにとった措置・対策(養生・設備・点検・教育など)」を(2)に書く。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する