施工経験記述(品質管理・安全管理)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題6の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
あなたが経験した管工事のうちから、代表的な工事を1つ選び、次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
〔設問1〕その工事につき、次の事項について記述しなさい。
(1) 工事件名〔例:◎◎ビル(◇◇邸)□□設備工事〕
(2) 工事場所〔例:◎◎県◇◇市〕
(3) 設備工事概要〔例:工事種目、機器の能力・台数等、建物の階数・延べ面積等〕
(4) 現場でのあなたの立場又は役割
〔設問2〕上記工事を施工するにあたり「品質管理」上、あなたが特に重要と考えた事項をあげ、それについてとった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
〔設問3〕上記工事を施工するにあたり「安全管理」上、あなたが特に重要と考えた事項をあげ、それについてとった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
○○市△△公民館空調設備改修工事
16 字△△邸新築工事に伴う給排水衛生設備工事
○○町△△保育園新築工事のうち給排水衛生設備工事
○○県△△市
6 字○○県△△郡□□町
○○府△△市□□町
空調設備改修(RC造2階建て、延べ面積1,200m²)。空冷ヒートポンプ式パッケージ形空気調和機(天井カセット形)冷房能力14.0kW×8台の更新、冷媒管・ドレン管一式
84 字(別の例)給排水衛生設備工事(木造2階建て住宅、延べ面積130m²)。ガス給湯器24号×1台、給水・給湯管(架橋ポリエチレン管)・排水管(硬質ポリ塩化ビニル管)一式、衛生器具一式
(別の例)給排水衛生設備工事(S造平屋建て、延べ面積800m²)。受水タンク(FRP製)10m³×1基、加圧給水ポンプユニット1.5kW×1台、給水・給湯・排水管一式、衛生器具一式
現場代理人(施工管理全般を担当)
16 字主任技術者
施工管理担当者として工程・品質管理を担当
既存の天井内に天井カセット形屋内機8台のドレン管を通すため、勾配不良による排水不良と天井への漏水を防ぐことを特に重要と考えた。
63 字(別の例:住宅の給排水衛生設備工事)架橋ポリエチレン管の継手は床下や壁の中に隠れるため、接続不良による漏水を防ぐことを特に重要と考えた。
(別の例:保育園の給排水衛生設備工事)FRP製受水タンク10m³を屋外の基礎に据え付けるため、水平の確保と地震時の移動・転倒の防止を特に重要と考えた。
ドレン管は1/100以上の勾配をとり、たわまないよう吊り間隔を詰めて支持した。ドレンアップの立上げは製造者の許容高さ以内とし、天井をふさぐ前に各機器に注水して排水状態と接続部の漏れを確認した。
96 字(左の別例の続き)管は専用カッターで直角に切断し、継手の差込み深さに印を付けて、印まで差し込んだことを全数確認した。床をふさぐ前に1.75MPaで水圧試験を行い、60分保持して漏れがないことを確かめた。
(左の別例の続き)基礎の天端の水平を水準器で確かめ、製造者が指定する径のアンカーボルトでタンクを固定した。点検のため、タンクの上部は1m以上、周囲と下部は600mm以上の空間を確保した。
利用者がいる公民館で、屋上の屋外機8台を移動式クレーンで吊り上げて入れ替えるため、吊り荷の落下と利用者の災害の防止を特に重要と考えた。
67 字(別の例:住宅の給排水衛生設備工事)屋外の排水管を埋設するため深さ1.2mの溝を掘削するので、溝の崩壊と掘削機械との接触の防止を特に重要と考えた。
(別の例:保育園の給排水衛生設備工事)天井内で給湯用銅管のろう付けを行うため、火花による内装材への着火と火災の防止を特に重要と考えた。
クレーンは敷鉄板の上にアウトリガーを最大に張り出して据え、定格荷重内で作業した。玉掛けは技能講習修了者が行い、合図者を1名に定めた。吊り荷の下は区画して立入禁止とし、出入口に誘導員を置いた。
95 字(左の別例の続き)掘削面は土質に応じた勾配をとり、掘削土は溝の縁から1m以上離して置いた。バックホウの作業範囲は立入禁止とし、誘導者を配置して合図を統一した。
(左の別例の続き)作業前に周囲の可燃物を移し、不燃シートで養生して消火器を置いた。ガス容器は日陰に置いて40℃以下に保ち、鎖で転倒を防いだ。作業後30分以上は残り火がないか巡回した。
記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →
解き方
- 設問1は、実際に携わった管工事の工事件名・工事場所・設備工事概要・立場又は役割を書く。設備工事概要には工事種目(空調設備・給排水衛生設備など)、主要機器の能力・台数、建物の構造・階数・延べ面積を数値で入れ、設問2・設問3で取り上げる機器・配管と食い違わないようにする。
- 設問2は「品質管理」で、工事の具体的な状況から特に重要と考えた事項をあげ、それに対してとった措置・対策を書く。排水管・ドレン管の勾配と通水試験、給水管の接合と水圧試験、機器の据付けとアンカー固定などが書きやすい。数値(勾配・試験圧力・保持時間・寸法)を入れると具体的になる。
- 設問3は「安全管理」で、同じく状況から予想される災害と特に重要と考えた事項をあげ、措置・対策を書く。クレーンによる揚重、溝の掘削、火気(ろう付け・溶接)、脚立・高所作業などが書きやすい。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する