平成28年度 問題1 設問2論点:配管の施工重要度 A未着手

給水管の分岐・配管の支持・防火ダンパーの取付け(図の正誤)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

(3)〜(5)に示す各図について、適当なものには○、適当でないものには×を正誤欄に記入し、×とした場合には、理由又は改善策を記述しなさい。

【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。

(3) 給水管の分岐方法(矢印は水の流れる方向を示す)

(4) 配管の支持方法

(5) 防火ダンパー取付け要領

(この問題では正誤を答える。×とした場合の理由又は改善策は「問題1 設問2(理由又は改善策)」で答える。)

(3) 給水管の分岐方法(矢印は水の流れる方向を示す)。T字形のチーズ(T継手)の分岐口に下から給水管が接続され、水は下から上へ流れてチーズに入り、チーズの直管部から左右両方向へ振り分けて流れている(下から上へ流入、左と右へ流出の矢印)。
(4) 配管の支持方法。天井スラブから吊りボルトが2本下がり、それぞれ吊りバンドで上段の給水管を吊っている。上段の給水管の2本の吊りボルトの中間に吊りバンドを付け、そこから下へ吊りボルトを伸ばして、下段の給水管を吊りバンドで吊っている(下段の給水管はスラブから直接吊られておらず、上段の給水管から吊られている)。図中の文字:吊りボルト、吊りバンド、給水管(上段・下段)。
(5) 防火ダンパー取付け要領。天井スラブの下に防火区画の壁があり、ダクトが壁を貫通している。左から、ダクト(吊りボルトで吊られている)、防火ダンパー、防火ダンパーと壁の間の短管(1.5mm以上の鉄板)、壁の貫通部(すき間はモルタル充てん)、壁の右側のダクト(吊りボルトで吊られている)の順に並び、矢印は左から右への気流を示す。吊りボルトは左右のダクトに1本ずつあり、防火ダンパー本体を吊る吊りボルトは描かれていない。図中の文字:吊りボルト(2か所)、防火区画、ダクト、防火ダンパー、1.5mm以上の鉄板、モルタル充てん。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

(3) 給水管の分岐方法×
(4) 配管の支持方法×
(5) 防火ダンパー取付け要領×

解き方

  1. (3) は×。チーズの分岐口から水を入れて直管部の左右に振り分けると、流れがぶつかって圧力損失が大きくなり、騒音・振動や左右の流量の偏りが生じる。給水管の分岐は、主管をチーズの直流方向に通し、枝管を分岐口から取り出す。
  2. (4) は×。下段の給水管を上段の給水管から吊っている(共吊り)。上段の管と吊り金物に下段の管の重さまでかかり、たわみや吊り金物の破損、地震時の揺れの原因になる。配管は他の配管から吊らず、1本ごとに吊りボルトでスラブなどの建物の構造体から吊る(ガス配管では公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第6編2.2.3(2)でも「他の配管、機器等からは、配管支持をとらない。」と定めている)。
  3. (5) は×。防火ダンパーは、前後のダクトの吊りだけで支えられ、ダンパー本体の吊りが無い。防火ダンパーは重く、火災時にダクトが変形しても脱落しないよう、ダンパー本体を専用の吊りボルトで単独に吊る(公共建築設備工事標準図:長方形は4本吊り、長辺300mm以下は2本吊り)。防火区画とダンパーの間のダクトを厚さ1.5mm以上の鉄板とすること、貫通部のすき間をモルタルで埋めることは、図のとおりで適当である(建築基準法施行令第112条、平成12年建設省告示第1376号)。
引っかけ:(5) は「1.5mm以上の鉄板」「モルタル充てん」という正しい要素が描かれているので○と思いやすい。描かれていないもの(ダンパー本体の吊り)に気付けるかがポイントである。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する