ダイレクトリターン方式の配管図をリバースリターン方式に変更する方法と長所
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年12月4日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「空気調和の計画・方式」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(5)に示すダイレクトリターン方式の配管図を、リバースリターン方式となるように図を変更しなさい。(不要となる部分は、波線を重ねた線のように記載する。)また、ダイレクトリターン方式と比較した場合のリバースリターン方式の長所を記述しなさい。
【問題1】次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
(解答欄の①には図の変更のしかたを文章で、②には長所を記述する。)

解答欄
正解
還り横管のうち還の出口から左端の機器の還り管の接続点までを不要とし、右端の機器の還り管の接続点から新たな還り管を下へ延ばして左へ戻し、還の出口に接続する。
77 字還り横管は左端の機器から右へ順に各機器の還りを集める向きとし、右端の機器の先で折り返して左端の還の出口まで戻す。還の出口と左端の機器の間の還り横管は不要とする。
還の出口と1台目の機器の間の還り管に不要の記号を付け、4台目の機器の還り管から還の出口まで、既存の還り横管と平行に戻り管を追加する。
各機器を通る往き管と還り管の長さの合計がほぼ等しくなり、配管抵抗がそろうので、各機器の流量が均等になる。
52 字各機器の経路の摩擦損失がほぼ等しいので流量のバランスがとりやすく、流量調整の手間が少なくなる。
ポンプから遠い機器で流量が不足しにくく、各機器の冷暖房能力のばらつきを小さくできる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 図のダイレクトリターン方式では、往き管は左から入って左の機器から順に分岐し、還り管は各機器から集めた水を左へ流して、そのまま左端の還の出口へ戻している。左の機器ほど往き・還りの経路が短く、右の機器ほど長いので、左の機器に水が多く流れ、右の機器が流量不足になりやすい。
- リバースリターン方式は、往きを最初に分岐する機器の還りを最後に集める(往きの順と還りの順を同じにする)配管である。図を変更するには、還り横管が各機器の還りを左端の機器から右へ順に集めるようにし、右端の機器の先で折り返して還の出口へ戻す。
- 具体的には、還り横管のうち還の出口と左端の機器の還り管の接続点との間を不要(波線の記号)とし、右端の機器の還り管の接続点から新しい還り管を下へ延ばして、既存の還り横管の下を左へ戻して還の出口に接続する。これで、どの機器を通っても往き管と還り管の長さの合計がほぼ等しくなる。
- 長所:各機器を通る循環経路の配管抵抗(摩擦損失)がほぼ等しくなるので、各機器に設計どおりの流量が流れやすく、流量のバランス調整が容易になる。短所は還り管が1本分長くなり、配管スペースと材料費が増えることである。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年12月4日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する