のり面保護工
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問1の問題です。論点は「土工・排水・土質」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
のり面保護工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 湧水が多いのり面では、地下排水溝などの地下排水施設を積極的に導入するとともに、のり面保護工としてはモルタル・コンクリート吹付工や石張工などの密閉型の保護工を適用するのがよい。
解き方
- 道路土工-切土工・斜面安定工指針は、湧水の多いのり面では地下排水溝や水平排水孔などで湧水を処理したうえで、背面に水圧をためない開放型の保護工(のり枠工+中詰め、じゃかご工など)を用いるとしている。
- モルタル・コンクリート吹付工や石張工のような密閉型の保護工は、背面に水が滞留して水圧による剥離・崩壊を起こしやすく、湧水の多いのり面には適さない。
- よって (3) が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。剥離型落石は落石予防工で発生源を抑え、上部が急峻なら落石防護工を併用する。
- (2)適当。吹付枠工は凹凸のある岩盤のり面や早期保護が必要なのり面に多く用いられ、機能は場所打ちコンクリート枠工と同様である。
- (3)不適当。湧水の多いのり面では密閉型の保護工は避け、排水施設と開放型の保護工を組み合わせる。
- (4)適当。安定勾配の土砂・軟岩のり面は植生工で足りるが、湧水・浸食の懸念があれば簡易なのり枠工や柵工を併用する。
引っかけ:「湧水対策」と「密閉型で覆う」は逆の考え方である。水を抜いて開放型で保護するのが原則。
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論点ページ:土工・排水・土質の要点この論点の出題実績とよくある間違い
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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する