軟弱地盤の対策工法
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問1の問題です。論点は「土工・排水・土質」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
軟弱地盤の対策工法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 静的圧入締固め工法は、流動性の低い注入材を地盤中に強制的に圧入し、粘性土地盤を締め固める工法である。
解き方
- 静的圧入締固め工法(コンパクショングラウチング)は、流動性の低いモルタル状の注入材を地盤中に圧入して球根状に固結させ、周囲の緩い砂質土を押し広げて締め固める工法であり、主に砂質地盤の液状化対策に用いる。
- 粘性土地盤は透水性が低く、圧入しても間隙水がすぐには抜けないため締め固まらない。対象を「粘性土地盤」とした(4)が不適当である(道路土工-軟弱地盤対策工指針)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。表層排水工法はトレンチで地表水を排除して表層を乾燥させ、施工機械のトラフィカビリティを確保する工法である。
- (2)適当。盛土載荷重工法(プレローディング)は、あらかじめ荷重を載せて圧密を進め、残留沈下の低減と強度増加を図る工法である。
- (3)適当。サンドマット工法は、敷砂により軟弱層の圧密排水の上部排水層を確保し、施工機械の走行性も改善する。
- (4)不適当。静的圧入締固め工法は緩い砂質地盤を締め固める工法であり、粘性土地盤は対象としない。
引っかけ:締固め系の工法(サンドコンパクションパイル、静的圧入締固めなど)は砂質土が主な対象である。粘性土は圧密・排水系の工法で改良する。
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論点ページ:土工・排水・土質の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する