建設発生土・コンクリート塊の利用用途
これは2級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) 問題9の問題です。論点は「環境保全・建設副産物」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
「資源の有効な利用の促進に関する法律」上の建設副産物である,建設発生土とコンクリート塊の利用用途についてそれぞれ解答欄に記述しなさい。
ただし,利用用途はそれぞれ異なるものとする。
解答欄
正解
建設発生土の利用用途 模範解答
土質区分に応じて,道路の盛土材料(路体・路床の盛土)として利用する。
34 字別解
河川の堤防の築堤材料として利用する。
宅地造成用の材料として利用する。
土木構造物の裏込め材や,工作物の埋戻し材料として利用する。
水面埋立て用の材料として利用する(粘性土の第4種建設発生土など)。
コンクリート塊の利用用途 模範解答
破砕して再生クラッシャーランとし,道路舗装の下層路盤材料として利用する。
36 字別解
再生クラッシャーランとして,土木構造物の裏込め材や基礎材に利用する。
再生コンクリート砂として,工作物の埋戻し材料や基礎材に利用する。
再生粒度調整砕石として,駐車場などの舗装の上層路盤材料に利用する。
再生骨材(JIS A 5021~5023)として,コンクリート用の骨材に利用する。
要点(書けていたものにチェック)建設発生土の利用用途コンクリート塊の利用用途
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 資源有効利用促進法では,建設業の指定副産物として土砂(建設発生土),コンクリートの塊,アスファルト・コンクリートの塊,木材が定められている(施行令別表第七)。建設業に属する事業を行う者の再生資源の利用に関する判断の基準となるべき事項を定める省令の別表に,建設発生土の区分ごとの用途と,コンクリート塊から造る再生骨材等の用途が示されている。
- 建設発生土は,第1種(砂・礫)が埋戻し材料・裏込材・道路盛土・宅地造成,第2種(砂質土・礫質土)が裏込材・道路盛土・河川築堤・宅地造成,第3種(通常の施工性がある粘性土)が裏込材・道路路体盛土・河川築堤・宅地造成・水面埋立て,第4種(粘性土)が水面埋立て用材料。コンクリート塊は,再生クラッシャーラン(下層路盤材料・裏込材・基礎材),再生コンクリート砂(埋戻し材料・基礎材),再生粒度調整砕石(上層路盤材料)などとして利用する。
- 「利用用途はそれぞれ異なるもの」とあるので,建設発生土とコンクリート塊で同じ用途を書かない。
引っかけ:建設発生土を「埋戻し材料」,コンクリート塊を「再生コンクリート砂の埋戻し材料」とすると用途が重なる。再生加熱アスファルト混合物はアスファルト・コンクリート塊の用途なので,コンクリート塊の欄に書かない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題3特定建設資材(コンクリート・木材)の再資源化後の材料名・用途
令和8年度 問題9ブルドーザ・バックホウ作業の騒音防止対策(5つ)
令和5年度 問題3特定建設資材の再資源化後の材料名・用途
令和4年度 問題9ブルドーザ・バックホゥ作業の騒音防止対策
論点ページ:環境保全・建設副産物の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) 問題9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する