令和7年度 前期 No.2論点:土質調査・軟弱地盤対策重要度 B配点 1点未着手

サウンディングの測定方法

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月1日(日)実施) No.2の問題です。論点は「土質調査・軟弱地盤対策」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

下図の各サウンディングの測定方法に関する下記の文章中の[  ]の(イ)〜(ハ)の次の組合せのうち,適当なものはどれか。

① 標準貫入試験は,ハンマを落下させ,サンプラーを30cm貫入させるのに要する[ (イ) ]を計る。

② オランダ式二重管コーン貫入試験は,貫入コーンを押込み速さ1cm/s程度で挿入し,深さ25cmごとの[ (ロ) ]を計る。

③ スクリューウェイト貫入試験(旧名称:スウェーデン式サウンディング試験)は,質量が5,15,25,50,75,100kgとなるようにおもりを段階的に載荷し,各荷重ごとの[ (ハ) ]を記録する。

3種類のサウンディングの装置の図。左:標準貫入試験。三脚やぐら(高さ約5m)の上部の滑車から,ハンマ(質量63.5kg±0.5kg)をハンマ巻上げ用引綱でつり,落下高(76±1)cmで落下させる。ノッキングヘッド,ケーシングパイプ,ボーリングロッド,ボーリング孔内の標準貫入試験用サンプラーを示す。中:オランダ式二重管コーン貫入試験。高さ190cmの装置にギヤボックス,チェーン,ラックギヤ,圧力計,ハンドルがあり,アンカーで地盤に固定する。ロッド(2重管式,φ28mm)は外管と内管からなり,先端に貫入コーンがある。右:スクリューウェイト貫入試験。上端のハンドル,おもり(25kg×3,10kg×2),載荷用クランプ(5kg),底板,ロッド(φ19mm),先端のスクリューポイントを示す。寸法は100cm,80cm,20cm。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) (イ) 打撃回数 ― (ロ) 貫入抵抗 ― (ハ) 沈下量

解き方

  1. 標準貫入試験(JIS A 1219)は、質量 63.5kg のハンマを 76cm 自由落下させ、サンプラーを 30cm 貫入させるのに要する打撃回数(N 値)を求める。
  2. オランダ式二重管コーン貫入試験(JIS A 1220)は、コーンを 1cm/s 程度で押し込み、深さごとのコーン貫入抵抗(qc)を測る。
  3. スクリューウェイト貫入試験(JIS A 1221)は、おもりを 5〜100kg まで段階的に載荷して各荷重での沈下量を記録し、100kg で沈下が止まれば回転させて半回転数を測る。
  4. よって (イ) 打撃回数、(ロ) 貫入抵抗、(ハ) 沈下量の (4) が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。(イ) は打撃回数、(ロ) は貫入抵抗であり、(イ)(ロ) が逆である。
  2. (2)適当でない。(ロ) は貫入抵抗、(ハ) は沈下量であり、(ロ)(ハ) が逆である。
  3. (3)適当でない。(イ) は打撃回数、(ハ) は沈下量であり、(イ)(ハ) が逆である。
  4. (4)適当。打撃回数(N 値)・貫入抵抗(qc)・沈下量の組合せである。
引っかけ:スクリューウェイト貫入試験は、載荷の段階では沈下量、回転の段階では半回転数を記録する。打撃は標準貫入試験だけである。
現行法令との関係:オランダ式二重管コーン貫入試験を規定する JIS A 1220 は 2013 年の改正で「機械式コーン貫入試験方法」に名称が変わった(スウェーデン式サウンディング試験は JIS A 1221:2020 で「スクリューウェイト貫入試験」に改称され、問題文も新名称を用いている)。この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月1日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する