下水道剛性管渠の基礎地盤と基礎
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年10月22日(日)実施) No.31の問題です。論点は「下水道」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下水道の剛性管渠を施工する際の下記の「基礎地盤の土質区分」と「基礎の種類」の組合せとして,適当なものは次のうちどれか。
[基礎地盤の土質区分]
(イ) 軟弱土(シルト及び有機質土)
(ロ) 硬質土(硬質粘土,礫混じり土及び礫混じり砂)
(ハ) 極軟弱土(非常に緩いシルト及び有機質土)
![[基礎の種類]として,円形の管を据えた3種類の基礎の断面図を並べている。左の「砂基礎」は,管の下部が砂の層の中に据えられている。中央の「コンクリート基礎」は,管の下部がコンクリートの層に埋め込まれ,その下に栗石(砕石)の層がある。右の「鉄筋コンクリート基礎」は,管の下部が鉄筋(黒丸で示す)の入ったコンクリートの層に埋め込まれ,その下に栗石(砕石)の層がある。](/doboku-2-1ji/fig/r20232-31-1.png)
解答欄
正解
正解:(2) (イ) コンクリート基礎 ― (ロ) 砂基礎 ― (ハ) 鉄筋コンクリート基礎
解き方
- 下水道施設計画・設計指針と解説(日本下水道協会)では,剛性管渠の基礎は,地盤が軟らかいほど剛性の高い基礎を選ぶ。
- 硬質土(硬質粘土,礫混じり土等)では砂基礎・砕石基礎で足り,軟弱土(シルト・有機質土)ではコンクリート基礎(はしご胴木基礎等を含む)で不同沈下を抑え,極軟弱土では鉄筋コンクリート基礎(鳥居基礎等を含む)とする。
- よって(イ)コンクリート基礎,(ロ)砂基礎,(ハ)鉄筋コンクリート基礎の(2)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。硬質土にコンクリート基礎,軟弱土に砂基礎と,地盤の硬さと基礎の剛性が逆である。
- (2)適当。軟弱土はコンクリート基礎,硬質土は砂基礎,極軟弱土は鉄筋コンクリート基礎である。
- (3)適当でない。軟弱土に鉄筋コンクリート基礎,極軟弱土にコンクリート基礎と,(イ)と(ハ)が逆である。
- (4)適当でない。硬質土に鉄筋コンクリート基礎は過大で,極軟弱土にコンクリート基礎では不足する。
引っかけ:指針の表は一つの土質に複数の基礎を挙げているので,個々の対応だけを見ると迷う。「地盤が悪いほど剛性の高い基礎」という順序で選ぶ。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.36下水道管渠の接合方式
令和8年度 前期 No.36下水道管渠の更生工法
令和7年度 後期 No.36下水道の剛性管渠の基礎
令和7年度 前期 No.36下水道管渠の更生工法
令和6年度 後期 No.36下水道剛性管の地盤区分と基礎工
論点ページ:下水道の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年10月22日(日)実施) No.31。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する