平成30年度 後期 No.47論点:施工計画重要度 A配点 1点未着手

施工計画(調達計画・事前調査・仮設備計画)

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年10月28日(日)実施) No.47の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 5 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

施工計画に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) 仮設備計画には,材料置き場,占用地下埋設物,土留め工などの仮設備の設計計画がある。

解き方

  1. 施工計画は、①事前調査(契約条件の調査・現場条件の調査)、②施工技術計画(作業計画・工程計画)、③仮設備計画、④調達計画(労務計画・資材計画・機械計画)、⑤管理計画(品質管理計画・環境保全計画・安全衛生計画など)に分けて整理する。
  2. 仮設備計画は、工事用道路・足場・土留め工・仮締切りなどの直接仮設や、現場事務所・宿舎・倉庫などの間接仮設、材料置き場などの仮設備について、設計と配置を計画するものである。
  3. 占用地下埋設物は、道路占用の許可を受けて埋設されている水道管・ガス管・下水道管・電線などの既設の施設で、仮設備ではない。事前調査(現場条件の調査)で管理者への照会や試掘によって位置・種類を確かめ、施工中に必要な吊り防護などの防護工を仮設備として計画する対象である。よって、占用地下埋設物を仮設備に含めた(4)が適当でない。
  4. (3)の契約条件の調査は、契約書と設計図書(図面・仕様書・現場説明書・質問回答書)の内容を確かめるものである。設計図書には発注者が行った地質調査の結果や、地質・湧水などの施工条件が示されている。これと実際の現場が一致しない場合は、公共工事標準請負契約約款第18条第1項第4号により監督員に確認を請求し、設計変更の対象となる。このため、設計図書に示された地質を確かめることも契約条件の調査に含まれ、(3)は適当である。
  5. (1)の機械計画・資材計画は調達計画の内容、(2)の近接施設への騒音振動の影響は現場条件(近隣環境)の調査の内容で、いずれも適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。調達計画には、労務計画、機械の種別・台数などを定める機械計画、資材計画がある。
  2. (2)適当。近接する家屋・学校・病院などへの騒音・振動の影響は、現場条件の事前調査(近隣環境の調査)の項目である。
  3. (3)適当。契約条件の調査では設計図書の内容を確かめ、設計図書に示された地質条件もその対象となる(実際の現場と一致しない場合は約款第18条の条件変更の対象)。
  4. (4)適当でない。材料置き場・土留め工は仮設備だが、占用地下埋設物は既設の水道管・ガス管などで仮設備ではなく、事前調査で位置を確かめて防護する対象である。
引っかけ:地質は現場条件の調査の代表的な項目なので、(3)を誤りと考えやすい。設計図書に示された地質条件は契約の前提となる条件で、契約条件の調査で内容を確かめ、現場条件の調査で実際と照合する。(4)は材料置き場・土留め工という仮設備の間に、仮設備ではない「占用地下埋設物」が混ぜてある。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年10月28日(日)実施) No.47。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する