重力式コンクリートダムの配合区分と要求品質
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.39の問題です。論点は「ダム」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図のような重力式コンクリートダムで各部位のコンクリートの配合区分と要求される品質に関する記述のうち,適当でないものはどれか。

解答欄
正解
正解:(2) 内部コンクリートは,水圧等の作用を自重で支える機能を持ち,所要の単位容積質量と化学的侵食に対する抵抗性が要求され,発熱量が小さく施工性に優れていることが必要である。
解き方
- コンクリート標準示方書[ダムコンクリート編]では、内部コンクリートは水圧等の作用を自重で支える機能を持ち、所要の単位容積質量と強度が要求され、発熱量が小さく施工性に優れていることが必要としている。
- 水密性、すりへり作用や凍結融解作用に対する抵抗性など耐久性が求められるのは、図のⒶで堤体表面にある外部コンクリートである。
- よって内部コンクリートに「化学的侵食に対する抵抗性」を求めた (2) が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。外部コンクリートには水密性、すりへりや凍結融解作用に対する抵抗性が要求される。
- (2)適当でない。正しくは内部コンクリートに要求されるのは所要の単位容積質量と強度である。
- (3)適当。構造用コンクリートは鉄筋コンクリートとしての強度、付着性、狭隘部の施工性が必要である。
- (4)適当。着岩コンクリートは岩盤との付着性と、不陸のある岩盤に打ち込めて一体となることが要る。
引っかけ:「強度」を「化学的侵食に対する抵抗性」に置き換えた文である。外気や水に触れない内部コンクリートでは、耐久性より単位容積質量・強度・低発熱が重視される。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.39。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する