工事の原価管理の考え方
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題B No.24の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説が読めます。
工事の原価管理に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,適当なもののみを全てあげている組合せは次のうちどれか。
① 原価管理は,最も経済的な施工計画を立て,これに基づいた実行予算の作成時点から始まって,「P-D-C-A」の管理サイクルを循環させることが基本になる。
② 施工担当者は,常に工事の原価を把握し,発生原価と実行予算の対比・評価を踏まえて,施工過程での品質・工程・安全等の管理を行うことが必要である。
③ 原価管理を有効に実施するには,過度に細かい管理レベルを設定すると,大本を見失うことになるので,重点管理対象工種と管理精度を適切に設定しておくことが重要である。
④ 原価管理の目的は,発生原価と実行予算を比較して差異を見出し,これを分析・検討して適時適切な措置をとり,発生原価を実行予算よりも高めに設定することが含まれる。
解答欄
正解
正解:(3) ①②③
解き方
- 原価管理は最も経済的な施工計画に基づく実行予算の作成時点から始まり、P-D-C-Aサイクルを回すことが基本である(①)。施工担当者は常に原価を把握し、発生原価と実行予算の対比・評価を踏まえて品質・工程・安全等を管理する(②)。管理レベルは細かくしすぎず、重点管理対象工種と管理精度を適切に設定する(③)。
- 原価管理の目的は、発生原価と実行予算の差異を分析・検討して適時適切な措置をとり、発生原価を実行予算以下に抑えることであり、「高めに設定する」とした④は誤りである。よって①②③の(3)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。③も適当で、①②③が正しい組合せである。
- (2)適当でない。④は誤りで、①③が抜けている。
- (3)適当。①②③が適当で、④(発生原価を高めに設定)は誤りである。
- (4)適当でない。②が抜けており、誤りの④を含む。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題B No.5施工計画立案の事前調査
令和8年度 問題B No.21仮設工事計画立案の留意事項
令和8年度 問題B No.22施工計画における建設機械の選定
令和8年度 問題B No.23公共工事の施工体制台帳
令和8年度 問題B No.24公共工事の原価管理
論点ページ:施工計画の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題B No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する