土止め支保工の作業の遵守事項
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.22の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
土止め支保工の作業にあたり事業者が遵守しなければならない事項に関する次の記述のうち,労働安全衛生法令上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 火打ちを除く圧縮材の継手は,重ね継手とし,切りばり又は火打ちの接続部及び切りばりと切りばりの交さ部は,当て板をあててボルトにより緊結し,溶接により接合する等の方法により堅固なものとする。
解き方
- 労働安全衛生規則第371条第2号により、土止め支保工の圧縮材(火打ちを除く)の継手は突合せ継手としなければならない。重ね継手とする (2) が誤りである。
- 切りばり又は火打ちの接続部と切りばり同士の交さ部を当て板とボルトで緊結し、溶接で接合する等堅固にすること(同条第3号)、切りばり・腹おこしを確実に取り付け、中間支持柱に切りばりを取り付けること(同条第1号・第4号)は正しい。
- 土止め支保工作業主任者の職務(第375条)、切りばり等の作業での立入禁止とつり綱・つり袋等の使用(第372条)も正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。矢板・くい等に確実に取り付け、中間支持柱にも切りばりを取り付ける(第371条)。
- (2)誤り。圧縮材(火打ちを除く)の継手は重ね継手ではなく突合せ継手とする(第371条第2号)。
- (3)正しい。作業方法の決定と直接指揮、材料・器具・工具の点検と不良品の除去は職務である。
- (4)正しい。立入禁止の措置を講じ、材料等の上げ下ろしにはつり綱・つり袋等を使用させる。
引っかけ:型枠支保工の支柱の継手は「突合せ継手又は差込み継手」(第242条)、土止め支保工の圧縮材の継手は「突合せ継手」である。
現行法令との関係:第372条第1号は2025-04-01施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で「当該作業に関係する者以外の者」の立入禁止に、2026-04-01施行の改正(令和8年厚生労働省令第3号)で「関係する作業従事者以外の者」の立入禁止に改められた。第375条第3号の「安全帯等」も2019-02-01施行の改正で「要求性能墜落制止用器具等」になった。(4)は現行では「関係する作業従事者以外の者の立入禁止」と読み替えればよく、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する