電気理論
重要度 B問題4で出題過去問 5問
電気理論は、2級電気工事施工管理技士 第二次検定の平成29年度〜令和7年度(9回)のうち5回で出題された論点です(収録77問中5問・重要度B)。出題されるのは問題4です。
要点:電界・磁界と静電容量、直流回路・交流回路・三相交流、電気計測と計器。
覚える要点
- 直流回路網の起電力は、閉回路にキルヒホッフの電圧則を使い、各枝の「抵抗×その枝の電流」に電流の向きに応じた符号を付けて足す。電圧降下を単純に足したり、抵抗の合計に1つの電流を掛けたりしない(16V・12Vなど)
- RLC直列回路はZ=√{R²+(XL-XC)²}で電流を求める。有効電力は抵抗だけのP=I²R(R4Ω・XL4Ω・XC1Ω・100Vで1,600W)、リアクトルの端子電圧はI×XL(Zで求めた電流にXLだけを掛ける)
- ホイートストンブリッジは検流計が0のとき向かい合う辺の抵抗の積が等しい(100×300=200×RXでRX=150Ω)
勉強のしかた:令和3年度からの計算・四肢択一(問題4の4-1)で毎年1問出る。キルヒホッフの法則(2回)、RLC直列回路(2回)、ブリッジ(1回)と型が限られるので、第一次検定の電気理論の計算と合わせて、符号と単位に気をつけて手で解く練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、電気理論で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 問題4 設問4-1:平衡条件は「向かい合う辺の積が等しい」。隣り合う辺の比をとるときは,検流計をはさむ位置関係を図で確かめる。
- 令和6年度 問題4 設問4-1:各枝の電流の向きが閉回路を回る向きと同じか逆かで,電圧降下の符号が変わる。3つの電圧降下を単純に足さない。
- 令和5年度 問題4 設問4-1:電流は合成インピーダンス(X_L-X_Cを含む)で求めるが,V_Lは電流にX_L(9Ω)だけを掛ける。直列回路ではLとCの電圧が逆位相で打ち消し合うため,V_Lが電源電圧に近い大きな値になることもある。
- 令和4年度 問題4 設問4-1:有効電力は抵抗Rだけで消費される。皮相電力(EI)や,リアクタンスを足し合わせた Z=4+4+1 で計算しない(X_LとX_Cは打ち消し合う)。
- 令和3年度 問題4 設問4-1:閉回路の電流は各枝で違う(6A・5A・4A)ので,抵抗の合計に1つの電流を掛けない。各枝の「抵抗×その枝の電流」に,閉回路を回る向きと電流の向きに応じた符号を付けて足し合わせる(単純に足すと6+10+12=28Vとなり誤り)。
この論点の問題
ホイートストンブリッジの平衡条件令和7年度 問題4 設問4-1
直流回路網の起電力(キルヒホッフの法則)令和6年度 問題4 設問4-1
RLC直列回路のリアクトルの端子電圧令和5年度 問題4 設問4-1
RLC直列回路の有効電力令和4年度 問題4 設問4-1
直流回路網の起電力(キルヒホッフの法則)令和3年度 問題4 設問4-1
同じ問題で出る論点
問題4では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。