施工経験記述(工程管理。問A 屋外の作業のある電気工事/問B 土日祝日のみ施工が可能な電気工事)
これは2級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月24日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の問A又は問Bのどちらかを選択して答えなさい。
ただし,解答は電気工事に附帯する工事を主体に記述しないこと。
(問A)あなたの電気工事の経験を踏まえ,屋外の作業のある電気工事において,工程管理上,あなたが留意すべき事項とその理由を2つあげなさい。
その上で,留意すべき事項ごとに,あなたがとるべき対策又は処置を具体的に記述しなさい。
ただし,対策又は処置の内容は重複しないこと。
(問B)あなたの電気工事の経験を踏まえ,土曜日,日曜日及び祝祭日のみ施工が可能な電気工事において,工程管理上,あなたが留意すべき事項とその理由を2つあげなさい。
その上で,留意すべき事項ごとに,あなたがとるべき対策又は処置を具体的に記述しなさい。
ただし,対策又は処置の内容は重複しないこと。
解答欄
正解
屋外の外灯の取付けや架空配線の作業は降雨や強風で中止になりやすく,工程が遅れるおそれがあるため,天候による作業中止に留意する。
63 字構内の地中配線の管路を敷設する際に既設の埋設物が見つかると,工事が止まり工程が遅れるおそれがあるため,事前調査に留意する。
週間天気予報をもとに屋外作業の日を決め,雨天時は屋内の配線作業に振り替えられるよう,屋内外の作業を組み合わせた工程表を作る。
62 字着工前に既設埋設物の図面を管理者から取り寄せ,試掘で位置を確認してから管路のルートと掘削の工程を決める。
屋外のキュービクルを移動式クレーンで据え付けるため,強風で据付けができないと受電までの工程が遅れることに留意する。
57 字夏期の屋外作業は熱中症予防のため日中の作業時間が限られ,1日の作業量が減って工程が遅れることに留意する。
据付け日には予備日を設けて製作工場・クレーン業者と調整し,前日に風速の予報を確認して実施の可否を早めに判断する。
56 字作業時間を早朝からに変更し,休憩時間を見込んだ1日の作業量で工程を組み,必要に応じて作業員を増やして出来高を確保する。
施工できる日が土日祝日に限られ,予定の作業が終わらないと翌週に持ち越すため,1日ごとの作業量の計画に留意する。
55 字限られた休日に停電を伴う切替え作業を行うため,作業が時間内に終わらないと施設の運用に影響することに留意する。
1日で完了できる範囲に作業を分割した作業計画を作り,平日のうちに資材の搬入と仕分けを済ませ,当日は施工に専念させる。
58 字切替えの手順と時間配分を定めた計画書を作成して事前にリハーサルを行い,作業員を増やして作業を並行して進める。
休日は資材業者やメーカーが休業のことが多く,資材の不足や機器の不具合があると作業が止まることに留意する。
52 字休日のみの施工では作業員を確保しにくく,必要な人数がそろわないと工程が遅れることに留意する。
必要数量に予備を加えた資材を前週までに搬入させ,主要な機器はメーカーの休日の連絡窓口を事前に確保しておく。
53 字協力業者と月間の作業予定を早めに共有して作業員を確保し,作業日ごとの人数と作業内容を事前に決めておく。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 令和6年度からは工事概要を書かせず,問題に示された条件の電気工事について「あなたの経験を踏まえ」て書く。問A・問Bのどちらか一方を選び,選んだ記号を明示して,その条件だから生じる工程上の問題を書く。
- 問A(屋外の作業)では,降雨・強風・猛暑などの天候,地中埋設物,重機作業など屋外特有の遅れの要因を挙げ,予備日・作業の振替え・事前調査・作業時間の工夫などの対策を書く。
- 問B(土日祝日のみ施工)では,作業日が限られること,休日の資材・メーカー対応,作業員の確保,停電作業の時間制約などを挙げ,作業の分割・平日の段取り・事前の手配・リハーサルなどの対策を書く。
- 留意すべき事項には理由を必ず添え,対策又は処置は留意事項ごとに方法・時期・確認の手段を入れて具体的に書く。2つの対策は内容が重ならないようにする。電気工事に附帯する工事(土木・建築の工事など)を主体にしない。
同じ論点の過去問
令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月24日(日)実施) 問題1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する