施工管理上留意すべき内容(工具の取扱い・分電盤の取付け・低圧ケーブルの敷設・電動機への配管配線・資材の受入検査・低圧分岐回路の試験)
これは2級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年11月12日(日)実施) 問題2 設問2-1の問題です。論点は「施工管理上の留意事項」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
電気工事に関する次の語句の中から2つを選び,番号と語句を記入のうえ,施工管理上留意すべき内容を,それぞれについて2つ具体的に記述しなさい。
1.工具の取扱い
2.分電盤の取付け
3.低圧ケーブルの敷設
4.電動機への配管配線
5.資材の受入検査
6.低圧分岐回路の試験
解答欄
正解
使用前に電動工具の外観,コードの損傷,絶縁被覆や接地線の有無を点検し,不良品は使用させない。
46 字工具は用途に合ったものを使い,刃物はカバーを付けて工具袋に収め,高所では落下防止ひもを付ける。
電動工具は漏電遮断器を設けた回路から電源をとり,使用後はスイッチを切ってプラグを抜いて保管する。
48 字圧着工具やトルクレンチは定期的に点検・校正し,所定の圧着や締付けができることを確認する。
施工図で取付け位置と高さを確認し,アンカーボルト等で堅固に取り付けて水平・垂直を確かめる。
45 字壁の強度を確認し,重量に応じた補強や支持金物を設けて,地震時に落下・転倒しないよう固定する。
盤内の端子は締付けトルクを確認して配線に回路番号を表示し,盤の金属箱には接地工事を施す。
44 字盤へのケーブルの引込み部はブッシング等で保護し,すき間をふさいで小動物や塵埃の侵入を防ぐ。
許容曲げ半径(一般に仕上り外径の6倍以上)を守り,延線ローラ等を用いて無理な張力をかけずに敷設する。
50 字ケーブルが防火区画を貫通する部分は,認定を受けた工法で耐火処理を行い,区画の性能を確保する。
造営材に沿う場合はサドル等で支持し,水平に敷設する部分は支持間隔を1m以下とする。
41 字弱電流電線や水道管などと接触しないよう離隔し,ケーブルの両端と要所に行先表示札を付ける。
電動機の端子箱に直接接続する部分は,振動を吸収できる金属製可とう電線管を使用して配管する。
45 字電動機の金属製外箱には接地工事を施し,管端にはブッシングを付けて電線の被覆を保護する。
配線後の試運転で回転方向を確認し,逆回転のときは電源側の三相のうち2線を入れ換える。
42 字電動機の定格電流に見合う太さの電線を用い,端子への接続は圧着端子で確実に締め付ける。
搬入された資材の品名・規格・数量が,設計図書や承諾図と合っているかを納品書と照合して確認する。
47 字ケーブルの太さ・長さや機器の定格値を現物で確認し,監督員の立会いが必要な資材は立会いを受ける。
外観の傷・変形・汚損を確認し,JISマークや試験成績書で品質を確かめて,検査の記録を残す。
45 字不合格の資材は合格品と区別して保管し,速やかに場外へ搬出して誤って使用しないようにする。
絶縁抵抗計で電路と大地間,電線相互間を測定し,対地電圧150V以下の回路は0.1MΩ以上を確認する。
50 字測定前に回路に接続された電子機器を切り離し,試験電圧で機器を損傷させないようにして測定する。
コンセントの極性と接地の導通,漏電遮断器のテストボタンによる動作を確認する。
38 字回路ごとに通電して照明の点灯やコンセントの電圧を確認し,分電盤の回路表示と合っているか確かめる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- それぞれの語句(作業)について,施工の品質・安全・工程を確保するために施工管理上留意すべきことを,具体的な方法・数値・確認の手段を入れて2つ書く。2つは異なる観点(事前の確認と施工中の方法,施工と試験・記録など)にする。
- 根拠の例:電線の接続は標仕 第2編 2.1.1(電線に適合する接続材料,管内での接続禁止,絶縁処理),ケーブルの曲げ半径は標仕 表2.10.1(低圧ケーブル(単心以外)は仕上り外径の6倍以上),造営材沿いのケーブルの支持間隔は標仕 表2.10.2(水平に敷設するものは1m以下),ケーブルラックの支持は標仕 第2編 2.10.1(水平支持間隔は鋼製2m以下,その他1.5m以下),地中の管路は標仕 第2編 2.12.4(砂を5cm程度敷き均す,標識シート),電動機端子箱への接続は標仕 第2編 2.15.1(金属製可とう電線管),施工の試験は標仕 第2編 2.18.2(絶縁抵抗,コンセントの極性・接地の導通,電動機の回転方向)。低圧電路の絶縁抵抗値は電技第58条(対地電圧150V以下0.1MΩ以上,300V以下0.2MΩ以上,300V超0.4MΩ以上)。
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平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年11月12日(日)実施) 問題2 設問2-1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する