適正な品質を確保するための方法(資材の管理・PF管の施工・重量機器の取付け・電線相互の接続)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「品質管理」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
電気工事に関する次の語句の中から2つを選び,番号と語句を記入のうえ,適正な品質を確保するための方法を,それぞれについて2つ具体的に記述しなさい。
ただし,方法の内容は重複しないこと。
1. 資材の管理
2. 合成樹脂製可とう電線管(PF管)の施工
3. 重量機器の取付け
4. 電線相互の接続
(本試験では4つの語句から2つを選んで解答する。ここではすべての語句に2つずつ記述例を示すので,自己採点は選んだ2つで行う。)
解答欄
正解
搬入時に資材が設計図書・承諾図どおりの品名,規格,数量であるか,損傷がないかを納品書と照合して検査し,記録する。
56 字製造者の試験成績書や認証マーク(JIS・PSE等)を確認し,承諾を受けた仕様と一致することを確かめてから受け入れる。
資材は雨水や湿気,直射日光を避けて屋内に保管し,ケーブルドラムは転がらないよう歯止めをして端末を防湿処理する。
55 字盤や機器は養生シートで覆い,積み重ねや衝撃による変形を防ぎ,使用する順に取り出しやすく区分して保管する。
隠ぺい配管の支持間隔は1.5m以下(露出配管は1m以下)とし,管相互の接続点の両側やボックスとの接続点の近くを固定する。
60 字コンクリート埋込みの場合は1m以下の間隔で鉄筋に結束し,打設時に管が移動・変形しないようにする。
管相互は専用のカップリング,ボックスとはコネクタで接続し,抜けないよう差込み深さを確認する。
46 字曲げ半径は管内径の6倍以上とし,1区間の屈曲箇所は4箇所以下,曲げ角度の合計は270度以下とする。
床置きの重量機器は,設計用水平震度に応じた地震力で計算したアンカーボルトを用い,コンクリート基礎に堅固に固定する。
57 字基礎は機器の重量と地震力に耐える鉄筋コンクリート造とし,構造体と一体にするか,ずれ止めを設けて床スラブに固定する。
天井や壁に取り付ける重量機器は,スラブに埋め込んだインサート等で支持し,あと施工アンカーとする場合は引抜き強度を確認する。
61 字搬入・据付けは機器の重心を確認して吊り上げ,据付け後にレベルを調整してライナで水平・垂直を出す。
圧着スリーブやコネクタなど電線に適合する接続材料を用い,圧着は規定の工具で行い,圧着マークで確認する。
51 字絶縁被覆のはぎ取りは必要最小限とし,心線を傷つけないよう専用の工具で行う。
接続部は絶縁テープを巻き付けるか絶縁キャップを被せ,絶縁被覆と同等以上の絶縁効力を持たせる。
46 字接続はボックス内で行い,電線管やダクトの内部では接続しない。また,接続点に張力が加わらないようにする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 選んだ語句ごとに,品質を確保するための具体的な方法を2つ書く。
- 根拠:資材は標仕 第1編 1.4.3〜1.4.6,PF管は標仕 第2編 2.3.3(曲げ半径は管内径の6倍以上,隠ぺい配管の支持間隔1.5m以下,コンクリート埋込みは1m以下で鉄筋に結束)・2.3.4(露出配管の支持間隔1m以下)・2.3.5(カップリング・コネクタによる接続),重量機器は2.1.12・2.1.13,電線相互の接続は2.1.1。
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令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する