適正な品質を確保するための方法(資材の管理・電線管の施工・機器の取付け・電線相互の接続)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月14日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「品質管理」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
電気工事に関する次の語句の中から2つを選び,番号と語句を記入のうえ,適正な品質を確保するための方法を,それぞれについて2つ具体的に記述しなさい。
ただし,内容は重複しないこと。
1. 資材の管理
2. 電線管の施工
3. 機器の取付け
4. 電線相互の接続
(本試験では4つの語句から2つを選んで解答する。ここではすべての語句に2つずつ記述例を示すので,自己採点は選んだ2つで行う。)
解答欄
正解
搬入時に資材が設計図書・承諾図どおりの品名,規格,数量であるか,損傷がないかを納品書と照合して検査し,記録する。
56 字製造者の試験成績書や認証マーク(JIS・PSE等)を確認し,承諾を受けた仕様と一致することを確かめてから受け入れる。
資材は雨水や湿気,直射日光を避けて屋内に保管し,ケーブルドラムは転がらないよう歯止めをして端末を防湿処理する。
55 字盤や機器は養生シートで覆い,積み重ねや衝撃による変形を防ぎ,使用する順に取り出しやすく区分して保管する。
管の曲げ半径は管内径の6倍以上とし,1区間の屈曲箇所は4箇所以下,曲げ角度の合計は270度以下にして通線を容易にする。
59 字管の切口はリーマで平滑にし,ボックスとの接続部には絶縁ブッシングを取り付けて電線の被覆の損傷を防ぐ。
コンクリート埋込みの管は管端をキャップで養生し,鉄筋に結束して打設時の移動を防ぎ,型枠撤去後に通線の確認をする。
56 字露出配管は2m以下(金属管)の間隔でサドル等で支持し,管とボックスの接続点や管端の近くを固定する。
機器は製造者の指定する方法で取り付け,地震力に応じたアンカーボルトで床スラブや基礎に固定して転倒・移動を防ぐ。
55 字壁付けの機器は,取付け面との間にすき間が生じないよう水平・垂直を確認し,所定の強度のボルトで堅固に固定する。
機器の前面や側面には操作・点検・保守に必要な離隔距離を確保し,扉の開閉や部品の交換に支障がない位置に取り付ける。
56 字屋外の機器は,配管や電線の引込口から雨水が浸入しないよう止水処理を施し,結露水の水抜きを設ける。
圧着スリーブやコネクタなど電線に適合する接続材料を用い,圧着は規定の工具で行い,圧着マークで確認する。
51 字絶縁被覆のはぎ取りは必要最小限とし,心線を傷つけないよう専用の工具で行う。
接続部は絶縁テープを巻き付けるか絶縁キャップを被せ,絶縁被覆と同等以上の絶縁効力を持たせる。
46 字接続はボックス内で行い,電線管やダクトの内部では接続しない。また,接続点に張力が加わらないようにする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 選んだ語句ごとに,品質を確保するための具体的な方法を2つ書く。数値(曲げ半径・支持間隔)や確認の方法(検査・試験・記録)を入れると具体的になる。
- 根拠:資材の搬入・検査・保管は標仕 第1編 1.4.3「機材の搬入」・1.4.4「機材の検査等」・1.4.6「機材の保管」,金属管の曲げ半径(管内径の6倍以上)・屈曲箇所(4箇所以下,合計270度以下)・支持間隔(2m以下)は標仕 第2編 2.2.3,管の養生と導通確認は2.2.6,機器の取付けは2.1.12(製造者の指定する方法,転倒・落下の防止,保守点検の離隔)・2.1.13(耐震施工),電線相互の接続は2.1.1(管内で接続しない,適合する接続材料と JIS C 9711 の工具,絶縁被覆と同等以上の絶縁)。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月14日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する