アロー形ネットワーク工程(所要工期・フリーフロート)
これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月14日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
下記の条件を伴う作業から成り立つ工事のアロー形ネットワーク工程について,次の問に答えなさい。
(1) 所要工期は,何日か。
(2) 作業Iのフリーフロートは,何日か。
条件
1. 作業A,B,Cは,同時に着手でき,最初の仕事である。
2. 作業D,Eは,Aが完了後着手できる。
3. 作業F,Gは,B,Dが完了後着手できる。
4. 作業Hは,Cが完了後着手できる。
5. 作業Iは,E,Fが完了後着手できる。
6. 作業Jは,Fが完了後着手できる。
7. 作業Kは,G,Hが完了後着手できる。
8. 作業Lは,Jが完了後着手できる。
9. 作業Mは,J,Kが完了後着手できる。
10. 作業Nは,I,L,Mが完了後着手できる。
11. 作業Nが完了した時点で,工事は終了する。
12. 各作業の所要日数は,次のとおりとする。
A=4日,B=8日,C=5日,D=5日,E=7日,F=6日,G=6日,H=7日,I=8日,J=4日,K=5日,L=5日,M=6日,N=4日
解答欄
正解
| (1) 所要工期 | 30 日 |
|---|---|
| (2) 作業Iのフリーフロート | 3 日 |
解き方
- 条件どおりに作業をつなぎ,各作業の最早開始時刻(EST)と最早終了時刻(EFT)を順に求める。A:0→4,B:0→8,C:0→5。D:Aの後 4→9,E:4→11。F・GはBとDの後なので max(8, 9)=9 から,F:9→15,G:9→15。H:Cの後 5→12。
- I:EとFの後なので max(11, 15)=15 から 15→23。J:Fの後 15→19。K:GとHの後 max(15, 12)=15 から 15→20。L:Jの後 19→24。M:JとKの後 max(19, 20)=20 から 20→26。N:I・L・Mの後 max(23, 24, 26)=26 から 26→30。所要工期は30日(クリティカルパスは A→D→G→K→M→N)。
- 作業Iのフリーフロートは,後続作業Nの最早開始時刻26日から,Iの最早終了時刻23日を引いて 26−23=3日。
引っかけ:F・Gの開始は Bの完了(8日)ではなく Dの完了(9日)で決まる。フリーフロートは後続作業の最早開始時刻から引く(最遅終了時刻から引くとトータルフロートになるが,この問題ではIのトータルフロートも3日)。
同じ論点の過去問
令和2年度 問題3アロー形ネットワーク工程(所要工期・フリーフロート)
令和元年度 問題3アロー形ネットワーク工程(所要工期・最早開始時刻の遅れ)
論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月14日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する