力率改善に必要なコンデンサ容量
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.11の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
配電線路に600kW,遅れ力率80%の三相負荷があるとき,電力用コンデンサを負荷と並列に接続して力率を100%に改善するために必要なコンデンサ容量〔kvar〕として,正しいものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.450kvar
解き方
- 遅れ力率0.8の負荷600kWの無効電力は Q = P × sinθ / cosθ = 600 × 0.6 / 0.8 = 450kvar である。
- 力率を100%にするには無効電力をすべて打ち消す必要があり,コンデンサ容量は450kvarとなる。よって選択肢2が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。360kvarは有効電力600kWにsinθ(0.6)をかけた値で,無効電力ではない。
- 2.正しい。Q = 600 × tanθ = 600 × 0.75 = 450kvar。
- 3.誤り。480kvarは有効電力にcosθ(0.8)をかけた値で,意味のない値である。
- 4.誤り。800kvarは有効電力をtanθで割った値で,誤りである。
引っかけ:無効電力は P × tanθ。sinθ = 0.6,cosθ = 0.8 のとき tanθ = 0.75。皮相電力は 600/0.8 = 750kV・A。
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論点ページ:電力系統の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する