短絡容量の軽減対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.11の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送配電系統における短絡容量の軽減対策に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.電力用コンデンサを設置する。
解き方
- 短絡容量は,短絡時に流れる電流の大きさで決まり,系統のインピーダンスが小さく,電源が多く並列に連系されているほど大きい。系統が拡大すると遮断器の遮断容量を超えるおそれがある。
- 短絡容量を減らすには,系統のインピーダンスを大きくする(高インピーダンス変圧器・限流リアクトル)か,系統を分割して短絡電流の供給源を減らす。
- 電力用コンデンサは力率改善・電圧調整のためのもので,短絡容量の軽減にはならない。4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。変圧器のインピーダンスを大きくすると短絡電流が小さくなる(電圧変動率は大きくなる)。
- 2.適当。上位電圧の系統を導入して既設系統を分割すると,短絡電流の流入経路が減る。
- 3.適当。回路に直列に限流リアクトルを入れてインピーダンスを大きくする。
- 4.不適当。電力用コンデンサは力率改善や電圧調整に用いるもので,短絡容量を減らす効果はない。
引っかけ:短絡容量対策は「インピーダンスを上げる」「系統を分ける」。ほかに直流連系・限流器もある。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.9パーセントインピーダンス法
令和8年度 No.10電力系統の供給信頼度の向上対策
令和8年度 No.17電力系統の連系の利点と課題
令和7年度 No.6力率改善に必要な進相コンデンサ容量
令和7年度 No.15電圧調整に用いる機器
論点ページ:電力系統の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する