令和2年度 問題1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(工程管理又は品質管理上の課題と処置・対策)

これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した主な造園工事のうち、工事の施工管理において「工程管理」又は「品質管理」上の課題があった工事を1つ選び、その工事に関する以下の設問(1)〜(5)について答えなさい。(造園工事以外の記述は採点の対象となりません。)

(1) 工事名を具体的に記述しなさい。(例:○○公園整備工事など)

(2) 工事内容等

(1)の工事に関し、以下の①〜⑤について具体的に記述しなさい。

① 施工場所(例:○○県△△市××町地内)

② (ア) この工事の契約上の発注者名又は注文者名

(イ) この工事におけるあなたの所属する会社等の契約上の立場を、解答欄の〔 〕内の該当するものに○を付けなさい。「その他」に○を付けた場合は( )に契約上の立場を記述しなさい。

③ 工期(例:平成×年×月×日〜平成×年×月×日)

④ 工事金額又は請負代金額(1万円未満は切り捨てて記入してもよい)

⑤ 工事の概要

(ア) 工事内容及び工事数量(例:工種、種別、細別、規格、数量等)

(イ) 現場の状況及び周辺の状況(必要に応じ、関連工事の有無等当該工事の施工に影響等を与える事項及び内容等を含む)

(3) (1)の工事に関し、工事現場における施工管理上のあなたの立場を記述しなさい。

(4) (1)の工事に関し、課題があった管理項目名(工程管理又は品質管理)及びその課題の内容(背景及び理由を含む)を具体的に記述しなさい。

(5) (4)の課題に対し、あなたが現場で実施した処置又は対策を具体的に記述しなさい。

解答欄

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ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

(1) 工事名の記述例

○○市△△地区コミュニティセンター外構植栽工事

23 字
別解

(例2・品質管理)○○市△△ポケットパーク整備工事

(例3・工程管理)○○市△△駅前広場植栽工事

(2)① 施工場所の記述例

○○県△△市□□町地内

11 字
別解

(例2)○○県△△市××町地内

(例3)○○県△△市□□町地内

(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名の記述例

○○市(市民生活部地域振興課)

15 字
別解

(例2)○○市(建設部公園課)

(例3)株式会社○○建設

(2)②(イ) 所属する会社等の契約上の立場(元請・下請・その他)の記述例

元請

2 字
別解

(例2)元請

(例3)下請(一次下請)

(2)③ 工期の記述例

令和元年9月24日〜令和元年12月13日

20 字
別解

(例2)平成31年3月4日〜令和元年5月24日

(例3)平成31年1月21日〜平成31年3月22日

(2)④ 工事金額又は請負代金額の記述例

980万円

5 字
別解

(例2)1,150万円

(例3)540万円

(2)⑤(ア) 工事内容及び工事数量の記述例

センター新築に伴う外構植栽地約700m²の植栽。植栽基盤工:客土60m³。高木植栽工:イロハモミジ(H3.0m、C0.15m、W1.2m)6本、コブシ(H3.0m、C0.12m、W1.0m)4本、二脚鳥居型支柱(添え木付)。中低木植栽工:ドウダンツツジ(H0.6m、W0.3m)320株。樹木養生工:中低木の雪囲い320株

161 字
別解

(例2)旧駐車場跡地約400m²のポケットパーク整備。植栽基盤工:客土120m³。高木植栽工:エゴノキ(株立、H3.0m、C0.15m、3本立以上)3本、ソヨゴ(H2.5m、W0.7m)5本、八ツ掛支柱(竹)。中低木植栽工:シャリンバイ(H0.5m、W0.4m)180株。園路広場整備工:インターロッキングブロック舗装150m²

(例3)駅前広場の植栽帯約500m²の植栽。高木植栽工:トウカエデ(H3.5m、C0.15m、W1.2m)8本、ナツツバキ(株立、H3.0m、C0.15m、3本立以上)5本、二脚鳥居型支柱。中低木植栽工:ヒラドツツジ(H0.4m、W0.4m)400株。地被類植栽工:タマリュウ(3芽立)150m²

(2)⑤(イ) 現場の状況及び周辺の状況の記述例

積雪地で、例年12月上旬に根雪となる。センターの建築工事と外構の給排水管の埋設工事(別発注)が並行し、植栽地を横断して配管が通る計画だった。東側は市道と住宅に面する。

83 字
別解

(例2)市街地の旧月極駐車場の跡地で、アスファルト舗装と路盤を撤去した後に客土して植栽する。三方を住宅と店舗に囲まれた狭い敷地で、前面道路は通学路になっている。

(例3)乗降客の多い駅の駅前広場で、歩行者やバス・タクシーが通る中で施工する。植栽帯は歩道に面し、作業帯をバリケードで区切って施工した。

(3) 施工管理上のあなたの立場の記述例

現場代理人

5 字
別解

(例2)現場代理人兼主任技術者

(例3)主任技術者

(4) 課題があった管理項目名の記述例

工程管理

4 字
別解

(例2)品質管理

(例3)工程管理

(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)の記述例

外構の給排水管の埋設工事が遅れ、配管が横断する植栽地の引渡しが当初の10月中旬から11月上旬にずれ込んだ。当地は例年12月上旬に根雪となり、その後は植付けも雪囲いもできないため、残る約1か月で高木10本と中低木320株の植付けと雪囲いを根雪前に終えることが課題となった。

135 字
別解

(例2)植栽地はアスファルト舗装と路盤を撤去した跡に客土120m³を入れてつくる計画で、狭い敷地のため、客土を運ぶ重機が同じ所を何度も走ることになった。客土が締め固まったり雨の後に練り返されたりすると、透水性と通気性が落ちてエゴノキとソヨゴの根の伸長が妨げられるため、軟らかく水はけのよい植栽基盤をつくることが課題となった。

(例3)指定の株立のナツツバキが近隣の生産圃場で揃わず、規格を満たすものを他県の圃場から集めることになり、搬入が当初の予定より約3週間遅れる見込みとなった。ナツツバキは落葉樹で萌芽前の3月中旬までに植え付ける必要があり、遅れを工程の中で吸収して適期内に植栽を終えることが課題となった。

(5) 現場で実施した処置又は対策の記述例

埋設工事の受注者と協議し、配管と埋戻しを終えた北側の植栽地から順に引渡しを受けて部分的に着手した。客土の搬入と植穴掘りを先に進め、樹木は生産者と掘取り日を調整して2回に分けて搬入し、植栽班を2班に増やして11月中に高木10本の植付けと支柱の取付けを終えた。中低木の雪囲いは毎日降雪の予報を確かめながら進め、根雪前の12月初めにすべて終えた。

170 字
別解

(例2)監督職員と協議し、舗装と路盤を撤去した後の下層の地盤を深さ20cmまで耕して客土となじませた。客土は雨の日とその翌日は搬入せず、小型のバックホウで奥から手前へ後退しながら敷き均し、敷き均した面には重機を入れないよう走行路を鉄板で区切った。敷均し後に長谷川式土壌貫入計で数か所の硬さを確かめ、締まっていた所は耕うんし直してから植え付けた。

(例3)工程表を組み替え、ナツツバキの搬入を待つ間に、トウカエデとヒラドツツジの植付け、ナツツバキの植穴掘りと土壌改良、支柱材の加工を先に進めた。生産圃場には事前に出向いて寸法と樹形を確かめ、搬入日の検査の時間を短くした。搬入日は植栽班を2班にして当日中に5本の植付けと支柱の取付けを終え、3月中旬までに植栽を完了した。

要点(書けていたものにチェック)(1) 工事名(2)① 施工場所(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名(2)②(イ) 所属する会社等の契約上の立場(元請・下請・その他)(2)③ 工期(2)④ 工事金額又は請負代金額(2)⑤(ア) 工事内容及び工事数量(2)⑤(イ) 現場の状況及び周辺の状況(3) 施工管理上のあなたの立場(4) 課題があった管理項目名(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)(5) 現場で実施した処置又は対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 設問(1)〜(3)は、実際に携わった造園工事の工事名・施工場所・発注者と契約上の立場・工期・金額・工事の概要・施工管理上の立場を書く。工事内容及び工事数量には、工種・種別・細別(樹種)・規格(H・C・W・株立数)・数量を入れ、(4)・(5)で取り上げる工種が含まれるようにする。樹木の規格は公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)の寸法の組合せ(例:イロハモミジ H3.0m・C0.15m・W1.2m、コブシ H3.0m・C0.12m・W1.0m、トウカエデ H3.5m・C0.15m・W1.2m、ソヨゴ H2.5m・W0.7m)と合う値にする。
  2. 設問(4)は、課題があった管理項目名を「工程管理」か「品質管理」のどちらか一方で書き、課題の内容を「現場の状況(背景)→工程・品質に影響する理由→課題」の順で書く。造園工事では、植栽の適期(落葉樹は落葉後から萌芽前、常緑広葉樹は春の萌芽前後や梅雨期)や積雪・関連工事と工期の関係、植栽基盤の不良(固結・透水不良・異物の混入・pH)、樹木材料の調達と規格などが書きやすい。
  3. 設問(5)は、(4)の課題に対して現場で実施した処置・対策を、関連工事との調整と部分着手・先行作業・作業班の増加、客土の搬入・敷均しの方法と仕上がりの確認など、具体的な方法と数量・時期で書く。植付けや掘取りに機械を使用する場合は植栽地を締め固めないように施工し、客土は敷き均した後、植栽に支障のない程度に締め固める(公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 2-3-1 4・7)。
  4. 模範例は工程管理(積雪地のコミュニティセンター外構で、関連工事の遅れを部分着手と班の増加で取り戻し、根雪前に植栽と雪囲いを終えた例)、例2は品質管理(旧駐車場跡地のポケットパークで、客土の敷均しで植栽基盤を締め固めないようにした例)、例3は工程管理の別の観点(駅前広場で、樹木の調達の遅れを先行作業で吸収した例)である。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
引っかけ:管理項目名は「工程管理」か「品質管理」の一方だけを書き、(4)と(5)をその管理項目でそろえる。工期と植栽の時期が適期と矛盾しないようにし、工事概要に書いた樹種・数量と(4)・(5)の記述を一致させる。造園工事以外の記述は採点されない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する