株立物のイヌシデの幹周の寸法規格の判定(記号を全て選ぶ)
これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題2 設問(1)(イ)の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 8 手順・引っかけの指摘が読めます。
(1)(イ) 下表に示すア〜オは、本工事に使用する予定のイヌシデの一部について、株立ちを形成する各幹の周長の測定寸法値を示したものである。これらの樹木の測定寸法値が、「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」による樹木の幹周に関する寸法規格基準を満たしているものについて、その記号を全て記入しなさい。
【問題2】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
注)表中の*の欄に入れる語句は、出題の趣旨から記入していない。
〔工事に係る条件〕
・本工事は、関東地方における近隣公園の未供用区域において、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
・本工事の工期は、2月1日から7月20日までとする。なお、この工事区域の供用開始は10月上旬である。
・地被類植栽工の施工箇所は、平坦地であり、その土壌は事前の調査により植栽土壌として良好であることを確認している。
・移植工のヤマモモは、約3km離れた別の公園から移植する。
(1) 高木植栽工に関し、以下の(イ)、(ロ)について答えなさい。
なお、それぞれの樹木の各幹の高さは、いずれも4.0m以上である。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | イヌシデ | H(m) 4.0、C(m) 0.25、W(m) ―、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | * |
| 植栽工 | 高木植栽工 | カツラ | H(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.8 | 本 | 10 | * |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 400 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | ヤマモモ | H(m) 3.0、C(m) 0.40、W(m) 2.0 | 本 | 3 | * |
| 記号 | 株立数 | 各幹の周長(m) |
|---|---|---|
| ア | 4本立 | 0.11 0.09 0.08 0.08 |
| イ | 3本立 | 0.13 0.13 0.13 |
| ウ | 3本立 | 0.16 0.10 0.08 |
| エ | 3本立 | 0.16 0.12 0.10 |
| オ | 2本立 | 0.20 0.17 |
解答欄
正解
| (イ) 幹周の寸法規格基準を満たしているイヌシデの記号(全て) | ア・イ・エ(アイエ・ア、イ、エ・ア,イ,エ・ア,イ,エ・ア イ エ・ア・エ・イ・イ・ア・エ・イ・エ・ア・エ・ア・イ・エ・イ・ア も正解) |
|---|
解き方
- 公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)(第5次改訂)の定義では、幹周(C)は根鉢の上端より1.2m上りの位置の幹の周長で、幹が2本以上の樹木はおのおのの周長の総和の70%を幹周とする。株立数は根元近くから分岐している幹の数で、3本立以上は、指定株立数について過半数が所要の樹高に達し、他は所要の樹高の70%以上に達していることとされる。規格の寸法値は最低値で、定められた値以上であれば適合する。
- 工事数量表のイヌシデはH4.0m、C0.25m、株立数3本立以上。各幹の高さはいずれも4.0m以上なので、すべての幹を株立数と幹周の総和に数える。3本立以上で、周長の総和×0.7≧0.25m(総和が約0.357m以上)であれば幹周の規格を満たす。
- ア:4本立、(0.11+0.09+0.08+0.08)×0.7=0.36×0.7=0.252m≧0.25m で満たす。
- イ:3本立、(0.13+0.13+0.13)×0.7=0.39×0.7=0.273m≧0.25m で満たす。
- ウ:3本立、(0.16+0.10+0.08)×0.7=0.34×0.7=0.238m<0.25m で満たさない。
- エ:3本立、(0.16+0.12+0.10)×0.7=0.38×0.7=0.266m≧0.25m で満たす。
- オ:(0.20+0.17)×0.7=0.37×0.7=0.259mで数値は0.25mを超えるが、2本立である。C0.25mは「3本立以上」の株立物の幹周として定められた規格なので、2本立のオは規格を満たさない。よって満たすものはア・イ・エ。
- 問題文が各幹の高さ(いずれも4.0m以上)を示しているのは、株立数の数え方(3本立以上は指定株立数の過半数が所要の樹高に達し、他は70%以上)に当てはめさせるためで、幹周の判定は、指定の株立数(3本立以上)を満たす樹木について行う。
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令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題2 設問(1)(イ)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する