令和3年度 問題1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(工程管理又は品質管理上の課題と処置・対策)

これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した主な造園工事のうち、工事の施工管理において「工程管理」又は「品質管理」上の課題があった工事を1つ選び、その工事に関する以下の設問(1)〜(5)について答えなさい。(造園工事以外の記述は採点の対象となりません。)

〔注意〕記述した工事が、あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。

(1) 工事名を具体的に記述しなさい。(例:○○公園整備工事など)

(2) 工事内容など

(1)の工事に関し、以下の①〜⑤について具体的に記述しなさい。

① 施工場所(例:○○県△△市××町地内)

② (ア) この工事の契約上の発注者名又は注文者名

(イ) この工事におけるあなたの所属する会社などの契約上の立場を、解答欄の〔 〕内の該当するものに○を付けなさい。「その他」に○を付けた場合は( )に契約上の立場を記述しなさい。

③ 工期(例:令和×年×月×日〜令和×年×月×日)

④ 工事金額又は請負代金額(1万円未満は切り捨てて記入してもよい)

⑤ 工事の概要

(ア) 工事内容及び工事数量(例:工種、種別、細別、規格、数量など)

(イ) 現場の状況及び周辺の状況(必要に応じ、関連工事の有無など当該工事の施工に影響などを与える事項及び内容などを含む)

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を記述しなさい。

(4) 上記工事の施工において、課題があった管理項目名(工程管理又は品質管理)及びその課題の内容(背景及び理由を含む)を具体的に記述しなさい。

(5) (4)の課題に対し、あなたが現場で実施した処置又は対策を具体的に記述しなさい。

解答欄

0 / 40 字
0 / 30 字
0 / 30 字
0 / 20 字
0 / 40 字
0 / 20 字
0 / 200 字
0 / 120 字
0 / 30 字
0 / 10 字
0 / 200 字
0 / 250 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

(1) 工事名の記述例

○○市△△児童遊園改修工事

13 字
別解

(例2・品質管理)○○市△△集合住宅外構植栽工事

(例3・工程管理)宗教法人○○寺境内植栽整備工事

(2)① 施工場所の記述例

○○県△△市□□町地内

11 字
別解

(例2)○○県△△市××町地内

(例3)○○県△△郡□□町地内

(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名の記述例

○○市(都市整備部公園課)

13 字
別解

(例2)○○建設株式会社

(例3)宗教法人○○寺

(2)②(イ) 所属する会社などの契約上の立場(元請・下請・その他)の記述例

元請

2 字
別解

(例2)下請(一次下請)

(例3)元請

(2)③ 工期の記述例

令和元年11月18日〜令和2年3月19日

20 字
別解

(例2)令和2年5月18日〜令和2年7月10日

(例3)令和元年12月9日〜令和2年3月13日

(2)④ 工事金額又は請負代金額の記述例

980万円

5 字
別解

(例2)540万円

(例3)460万円

(2)⑤(ア) 工事内容及び工事数量の記述例

児童遊園(約600m²)の改修。高木植栽工:エゴノキ(H3.0m、C0.12m、W0.8m)4本、イロハモミジ(H2.5m、C0.12m、W1.0m)3本、二脚鳥居型支柱。中低木植栽工:アベリア(H0.5m、W0.3m)200株。地被類植栽工:コウライシバ150m²(べた張り)。既存樹木の撤去一式

149 字
別解

(例2)集合住宅の外構の植栽地約700m²の植栽。高木植栽工:キンモクセイ(H2.0m、W0.6m)10本、ソヨゴ(H2.5m、W0.7m)8本、添柱形支柱。中低木植栽工:オオムラサキ(H0.5m、W0.5m)250株。植栽基盤工:客土60m³

(例3)寺の参道沿いと本堂前の庭約400m²の植栽。高木植栽工:ウメ(H2.5m、C0.15m、W1.2m)5本、イロハモミジ(H3.0m、C0.15m、W1.2m)3本、八ツ掛支柱(竹三本)。中低木植栽工:キリシマツツジ(H0.4m、W0.3m)120株。竹垣工:建仁寺垣延長18m

(2)⑤(イ) 現場の状況及び周辺の状況の記述例

住宅地の中の児童遊園で、北側の幅員4mの市道が工事車両の唯一の出入口である。同じ時期に遊具の更新工事が別発注で行われ、作業区域と資材置場が重なっていた。

76 字
別解

(例2)建物の竣工直前の工事で、外構の舗装工事と並行して行った。植栽地は建物の北側と東側の幅2〜4mの帯状で、樹木は約120km離れた生産地から搬入する計画だった。

(例3)境内への出入口は幅2.5mの山門と石段のある参道だけで、トラックは境内に入れない。本堂と墓地は工事中も使われ、平日も参拝者が訪れる。

(3) 施工管理上のあなたの立場の記述例

現場代理人

5 字
別解

(例2)主任技術者

(例3)現場代理人兼主任技術者

(4) 課題があった管理項目名の記述例

工程管理

4 字
別解

(例2)品質管理

(例3)工程管理

(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)の記述例

別発注の遊具更新工事が遅れ、植栽地に遊具の部材と小型クレーンが置かれたままとなって、高木植栽に約3週間着手できなかった。エゴノキとイロハモミジは落葉樹で、萌芽前の3月上旬までに植え付けないと活着が悪くなるため、遅れを取り戻して適期内に植栽を終えることが課題となった。

133 字
別解

(例2)植付けは梅雨期の6月に行う計画で、樹木は遠方の生産地から運ぶため、長時間の運搬で根鉢が乾いたり崩れたりするおそれがあった。また、外構の顔となるキンモクセイは生産地での樹形のばらつきが大きく、規格と品質のそろった樹木を搬入して確実に根付かせることが課題となった。

(例3)山門が狭くトラックが境内に入れないため、樹木と竹垣の資材を門前で小型の運搬車に積み替えて運ぶことになり、当初の計画より運搬に日数がかかった。ウメとイロハモミジは落葉樹で萌芽前の2月下旬までに植え付ける必要があり、運搬の制約の中で植栽を適期内に終えることが課題となった。

(5) 現場で実施した処置又は対策の記述例

監督職員と遊具工事の受注者を交えて工程調整会議を開き、遊具の組立てが終わった区画から順に植栽地を引き渡してもらう順序と日を決めた。待つ間に支柱の丸太の加工と芝張り区域の耕うん・不陸整正を先に進め、樹木の搬入は2回に分けた。引渡し後は植栽班を2班にして、エゴノキとイロハモミジ7本の植付けと支柱の取付けを2月末までに終えた。毎週、バーチャート工程表で予定と実績を比べて遅れを確かめた。

191 字
別解

(例2)搬入前に生産地で全数の樹高・枝張・樹形・根鉢を確かめ、規格を満たす木に印を付けて選んだ。運搬は1日の植付け量に合わせて3回に分け、根鉢をこもで包み、荷台をシートで覆って乾燥を防いだ。搬入時には公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)に照らして寸法・根鉢の崩れ・病虫害を検査し、不合格の2本は交換させた。当日植えられない分は日陰に置いて根鉢に散水し、翌朝までに植え付けた。

(例3)寺と協議して山門前の空き地を仮置き場として借り、樹木は2tトラックで1日に植える本数ずつ搬入して、小型のクローラ運搬車で参道を運んだ。参拝者の少ない午前中に運搬を集め、午後は植付けと支柱の取付けを行うよう作業の順序を組み替えた。竹垣の竹材は加工場で寸法どおりに切りそろえてから運び、現場での加工を減らした。植栽を先に進めて2月中旬にウメとイロハモミジ8本の植付けを終え、竹垣工はその後に行った。

要点(書けていたものにチェック)(1) 工事名(2)① 施工場所(2)②(ア) 契約上の発注者名又は注文者名(2)②(イ) 所属する会社などの契約上の立場(元請・下請・その他)(2)③ 工期(2)④ 工事金額又は請負代金額(2)⑤(ア) 工事内容及び工事数量(2)⑤(イ) 現場の状況及び周辺の状況(3) 施工管理上のあなたの立場(4) 課題があった管理項目名(4) 課題の内容(背景及び理由を含む)(5) 現場で実施した処置又は対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 設問(1)〜(3)は、実際に携わった造園工事の工事名・施工場所・発注者と契約上の立場・工期・金額・工事の概要・施工管理上の立場を書く。工事内容及び工事数量には、工種・種別・細別(樹種)・規格(H・C・W)・数量を入れ、(4)・(5)で取り上げる工種が含まれるようにする。樹木の規格は公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)の寸法の組合せ(例:エゴノキ H3.0m・C0.12m・W0.8m、イロハモミジ H2.5m・C0.12m・W1.0m、キンモクセイ H2.0m・W0.6m、ウメ H2.5m・C0.15m・W1.2m)と合う値にする。
  2. 設問(4)は、課題があった管理項目名を「工程管理」か「品質管理」のどちらか一方で書き、課題の内容を「現場の状況(背景)→工程・品質に影響する理由→課題」の順で書く。造園工事では、植栽の適期(落葉樹は厳寒期を除く落葉後から萌芽前まで、常緑広葉樹は春の萌芽前後や梅雨期)と工期の関係、関連工事との競合、搬入経路の制約、樹木材料の規格・根鉢の状態などが書きやすい。
  3. 設問(5)は、(4)の課題に対して現場で実施した処置・対策を、具体的な方法と数量・時期で書く。品質管理では、公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 2-3-1 3 が定める運搬中の保護養生(鉢崩れ・乾燥の防止)、当日に植えられない樹木の仮植えやシート被覆、搬入時の規格の確認などが処置の例になる。
  4. 模範例は工程管理(児童遊園の改修で、別発注の遊具工事との競合による遅れを取り戻して落葉樹を適期に植え付けた例)、例2は品質管理(集合住宅の外構植栽で、遠方から運ぶ常緑樹の規格と根鉢の品質を確保した例)、例3は工程管理の別の観点(寺の境内で搬入経路が限られた例)である。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
引っかけ:管理項目名は「工程管理」か「品質管理」の一方だけを書き、(4)と(5)をその管理項目でそろえる。工期と植栽の時期が適期と矛盾しないようにし、工事概要に書いた樹種・数量と(4)・(5)の記述を一致させる。造園工事以外の記述は採点されない。

同じ論点の過去問

令和3年度の前後の問題

2級造園施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年11月21日(日)実施) 問題1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する